名前: 平田 日時: 2005-04-10 21:46:57 IPアドレス: 61.25.158.*
>>35363 >>35287 > これらのページの上の方のページ数と本文とを分けている線について、 > Adobe Reader 6.0以上で200%ぐらいの倍率で見ると線の太さが異なるのが分かります。 > Adobe Acrobat Reader 4.05aだと同じぐらいの太さに表示されました。 1pt = 1/72 inch だとすると、例えば 72dpi (ppi/pixels-per-inch) で 1pt はちょうど 1 px (ピクセル) に相当します。 水平または垂直方向に延びる線で考えると、 72dpi では 0.4pt の太さの線は拡大率 200% で 0.8px に相当します。このような (幅が 1 ピク セルに満たない) 状況で線が実際にどういうふうに描画されるのかというと、(あまりはっきりとは覚え ていませんが) Acrobat 5 までだと通常 (デフォルトの動作で) は線の位置によって 1px か 2px の幅で描画されることになると思います。(Acrobat 6 からではたぶん常に 1px の幅) 『線』が実際には線画ではなく、高さ 0.4pt の長方形として (塗りつぶしで) 描画される場合は、長 方形の上端と下端が同じ高さのピクセルに入る場合は高さ 1px の線に見え、異なる高さのピクセルにく る場合は 2px 幅の線に見えることになります (多分)。この場合は PDF viewer で動作が異なるとい うことはないはずです。 ということなので、 『線』が太って見えるということに対処するには、 1. 長方形の塗りつぶしは使わない。 線の太さについて一貫した (あまり太らない) 表示を得るには 2. PDF の Automatic Stroke Adjustment というパラメータを有効にする。 Distiller でどうやるのか知りませんが、標準で有効になっているのではないでしょうか。 PostScript ファイルに "true setstrokeadjust" が各ページの始めの方で入るようにし ておくと (Distiller の設定がなくても) よいかもしれません。 これを行うと Acrobat Reader 4 でも Adobe Reader 6/7 と同じ動作になります。 を試してみてください。1. については dvips 実行時のメッセージに <tex.pro><alt-rule.pro> というのが出ると良いようです。 Reader の設定で Smooth line art が有効になっているとまた話が異なるかもしれません。
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