Re: HTML 実体参照 → LaTeX

名前: taki
日時: 2005-03-08 17:43:27
IPアドレス: 218.41.54.*

>>34196
ちょうどこういうのがほしかったので、力作に感謝しつついろいろと試したところ、
いくつか気づいた点があるので書いておきます。

&rfloor    ⌋   ⌋   →   \ensuremath{\rfloor}
「&rfloor」の後の「;」が抜けていますね。
HTMLsymb2LaTeX - Thor TeX PukiWiki
http://tex.dante.jp/typo/index.php?HTMLsymb2LaTeX
もそれに引きづられています。

♥   ♥   ♥   →   \ensuremath{\heartsuit}
Character entity references in HTML 4
http://www.w3.org/TR/REC-html40/sgml/entities.html
によると、
<!ENTITY hearts   CDATA "&#9829;" -- black heart suit = valentine,
                                     U+2665 ISOpub -->
だとのことなので、黒いのになるべきだと思うのですが、では具体的にどうするのか、
となるとちょっと困りますね。
txfontsの\varheartsuitか、Symbolの"A9か、Dingdatsの"AAか...

ちなみに、
\usepackage{amssymb}
しないと使えないのは、
&there4;   &#8756;   &#x2234;   →   \ensuremath{\therefore}
&diams;    &#9830;   &#x2666;   →   \ensuremath{\blacklozenge}
の2つで、
\usepackage[T1]{fontenc}
しないと使えないのは、
&ETH;      &#208;    &#x00D0;   →   \DH
&THORN;    &#222;    &#x00DE;   →   \TH
&eth;      &#240;    &#x00F0;   →   \dh
&thorn;    &#254;    &#x00FE;   →   \th
の4つですね。

また、
\usepackage[warn]{textcomp}
という風にオプションをつけておくと、基のフォントをTimesなどにしておいても、
エラーにならずにできるだけよきにはからってくれます。

ところで、OTFパッケージを使って全部\UTF{xxxx}にしてみると、
&uArr;     &#8657;   &#x21D1;   →   \ensuremath{\Uparrow}
&dArr;     &#8659;   &#x21D3;   →   \ensuremath{\Downarrow}
などはUniJIS-UTF16-Hにない、というような発見(?)もありました。
Adobe Reader 7.0 on Windows XPのKozMinProVI-Regular.otf(多分)だと、
&shy;      &#173;    &#x00AD;   →
が目に見えるハイフンになってたり、
&brvbar;   &#166;    &#x00A6;   →   \textbrokenbar
がつながって見えたりしました。

参考までに、Unicode本家の例字体は
Code Charts (PDF Version)
http://www.unicode.org/charts/
で見ることができます。

以上、とりとめのない書き込みですが、何かのお役に立てれば。

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