名前: みなも 日時: 2005-02-27 21:37:39 IPアドレス: 211.133.27.*
Th\'or さん，．さん，大石 さん，本田 さん，初めまして＆お久しぶりです。 レスありがとうございます。おかげで，エラーの原因がわかりました。 ＃もう結論は出たようなものですので，まとめレスで失礼します。 結局， 1. pLaTeX の \mathrm は定義が和文フォントも使えるよう改良されていて， \mathrm{中味} が \ifmmode \ifx \math@bgroup \@empty \@mathrm \relax \@mathmc \relax 中味 \relax \else \ifx \math@bgroup \relax \@mathrm \relax \@fontswitch \relax {\@mathmc }中味\relax \else \@mathrm {\@mathmc {中味}}\fi \fi \else \@mathrm {中味}\fi のように「中味」つきで条件分岐の中に入れられてしまうことが1つ。 (LaTeX の \mathrm は「中味」が条件分岐に入らないようになっている)。 2. TeX は条件分岐で「要らない方」(真だったら \else 〜 \fi , 偽だったら \if命令〜\else の部分) を「読み飛ばしモード」で処理する。 で，読み飛ばしモードでは一部のトークン(命令など)以外は文字通り 読み飛ばす(注)ため，「中味」に tabular 環境が入っていても， \begin{tabular} なんかは読み飛ばしてしまう。 (注)すべてを読み飛ばすわけではない --- たとえば当たり前の話ですが， \fi を読み飛ばすと，いつまでも終わらなくなります。 3. でも $\mathrm{}$ の外側でも tabular 環境を使っていたため， はだかの & や \cr が，読み飛ばしては「いけない」ものとして リストアップされていた。 4. で，結局「中味」の & を外側の tabular 環境の & と誤認して， 「\if 文が完了していないのにカラム変更は受け付けないよ」のエラーが出た。 ということのようですね。 むぅ。しかし，内部での定義を知らずにソースだけ見てると， こんなエラーが起こるとは想像もつかないですね。 ちなみに，なんの仕事をしてこのエラーが出たかというと， 化学反応式(文字はローマンで上付き・下付あり)を \mathrm で書いていて， 化学式の一部が構造式だったので，これを tabular 環境を使って書き， こうやって作った化学式を3つほど，tabular 環境を使って積み上げた --- ときに出ました。 40行ぐらいある中からエラーの原因を絞り込むのが大変でした。トホ〜。 ではまた仕事に戻ります。(涙)
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