pTeX-3.1.8+Babel3.8d+ラテン語

名前: 栗山雅俊
日時: 2004-12-23 23:22:26
IPアドレス: 61.210.144.*

最近のBabel関連での報告になります。 (1)pTeX-3.1.8とラテン語 >>31672 前回 pTeX-3.1.4 で、latin.ldfの109行目から114行目をコメントアウト しなければエラーが出るとのご報告を稲垣さんから頂きましたが、今回 の3.1.8では直っている(エラーが出ない)ようです。 以下にテスト用サンプルを挙げておきます。もしお時間がありましたら ご確認いただければ幸いです。 (永田先生のサンプル『ヨハネ福音書』のラテン語版です) ギリシャ、ラテンは古典研究者にとって必須の組み合わせなので、 『新 pTeX とBabel』にもぜひラテン語を加えておきたいところです。 (2)Babel3.8d Babelは最近バージョンアップしv3.8d(2004.11.21)になりました。 russianb.dtx、magyar.dtx、babel.dtx の3ファイルが変更になった ようです。添付のchanges.txtを見た限りではそれ程大きな変更では ないように見えますが・・・。 v3.8c以前からある現象ですが、babel.ins、icelandic.insのどちらを 使っても icelandic.ldf の一部が文字化けして出てきます。これは v3.8dでも同じでした(対処方法は稲垣さんのp314babel.tex参照)。 p314babel.tex+トノさんのスクリプトで現在三十数カ国の言語が pLaTeXで使えることがわかります。数年前に較べて飛躍的な進歩だと 思います。>>32037 ---------------------------------------------------------------------- \documentclass{jsarticle} \usepackage[T1]{fontenc} \usepackage[latin,english]{babel} \languageattribute{latin}{medieval} \begin{document} 以下はウルガタ版ヨハネ福音書からの引用 (カンマ、ピリオドは新たに付加) \selectlanguage{latin} \section{SECUNDUM IOHANNEM} %\parbox{80pt}{% In principio erat Verbum, et Verbum erat apud Deum, et Deus erat Vervum. hoc erat in principio apud Deum. omnia per ipsum facta sunt, et sine ipso factum est nihil. quod factum est in vita erat, et vita erat lux hominem. et lux in tenebris lucet, et tenebrae eam non comprehenderunt. %} \end{document}

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