名前: トノ 日時: 2004-09-23 00:54:46 IPアドレス: 61.210.14.*
>>31638 元発言者のトノです。 これは画期的なことではないかと思ってとりあえず FTEX に書込んだのに、 思ったような反響がなかったので、なにか根本的な勘違いをしているのかと 自信を失いかけていたところでした。 本田さんのおかげで立ち直れそうです (^_^) 2004/09/21 付けの W32TeX(角藤版)で私が試した手順を書きます ※ pLaTeX では、英語以外のハイフネーション・パターンをうかつに 読込まないように仕掛けがしてありますので、それを乗り越える必要が あります。 標準インストールであれば追試できると思います。私は、Windows 98SE に 標準インストール±αという感じで導入しています。具体的には、次のアーカイブを 入れています。 dvipdfm-w32.tar.gz dvipsk-w32.tar.gz dvitools-w32.tar.gz latex.tar.gz ltxpkgs.tar.gz makeindex-w32.tar.gz manual.tar.gz mftools.tar.gz pdftex-w32.tar.gz platex.tar.gz ptex-3.1.4-w32.tar.gz t1fonts.tar.gz t1utils-w32.tar.gz texinfotools-w32.tar.gz texinst753.zip txpx-pazofonts.tar.gz ums.tar.gz utf.tar.gz vf-a2bk.tar.gz web2c-7.5.3-lib.tar.gz web2c-7.5.3-w32.tar.gz 私の環境では、texmf.cnf を多少いじったりしています。デフォルトのままでも 以下の手順で大丈夫だろうと思いますが、texinputs などの設定で、 カレント・ディレクトリーを真っ先にサーチするようになっていないと うまくいかないかもしません。 まず、適当なディレクトリーを新たに作ります。仮に g:\platexb としておきます。 $TEXMFMAIN/tex/generic/babel/hyphen.cfg と $TEXMFMAIN/tex/generic/config/language.dat を g:\platexb にコピーします。 g:/platexb/language.dat をエディターで開きます。 %language_name<TAB>file_name というパターンのコメント・アウトされた行がいくつもありますから、 それらの行頭の % を削除します。ただし、language_name が magyar の行と、 ukranian の行(こちらは4行ほどあります)は、そのままにしておきます。 ※ FTEX での発言では、turkish の行もコメント・アウトされたままに しておくように書きましたが、今改めて試してみると、 turkish の行は生かしても大丈夫なようです。 magyar と ukranian を生かすとうまくいかないのは、 ハイフネーション・パターン・ファイルに、最上位ビットの立った キャラクターが生で記述されているからではないかと推測しています。 ※ たいした根拠はありません。 ^^〜 の形式に変換すれば、使えるようになるかもしれません。 g:/platexb/language.dat をセーブし、g:/platexb をカレント・ディレクトリーに したコマンドラインで、 platex --ini platex.ini とすると、多数のハイフネーション・パターンの組込まれたフォーマット・ファイル (g:/platexb/platex.fmt)が生成されます。ログファイル(g:/platexb/platex.log)を エディター等で開いてみれば、25個ものハイフネーション・パターンが 組込まれていることがわかります。 このようにして作ったフォーマットを使っても、\usepackage[LANGUAGE_LIST]{babel} で指定した段階でエラーになるもの(latin 等)や、\selectlanguage で 言語を指定した際に ! Font LGR/cmr/m/n/10=grmn1000 at 10.0pt not loadable: Metric (TFM) file not fo und. というエラーになるもの(greek)などがありますが、多くは、エラーなく起動するようです。 私は語学はサッパリなので、実際に正しく機能しているかどうかは 自分で確かめようがありませんので、諸先生方、よろしくお願いします。 pTeX 3.1.4 になって 8bit のハイフネーション・パターン・ファイルが 使えるようになったのは、ASCII の「更新情報」のページで、ptex-src-3.1.4.tar.gz について、 》 o 1バイト文字のうち、漢字の第1バイトに当たる文字のカテゴリー 》 コードが無効な文字となってしまうのを修正。 》 o ^^形式で入力された文字コードが漢字の第1バイトに当たる場合、 》 次の文字と共に漢字にしようとしてしまうのを修正。 となっているのが関係しているのだろうと思います。
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