Gui-Shell と新しい Ghostscript を使った dvi->ps->pdf ファイルの作成

名前: 小林
日時: 2004-09-04 21:31:49
IPアドレス: 219.29.30.*

乙部厳己+江口庄英著「TeX for Windows Another Manual Vol.1 Basic Manual」 Vol.1, Basic Kit 1999 のCD-ROM にあるLatex、Gui-Shell および インターネットからダウンロードした Ghostscript 7.07を使ってpdfファイルを 作るために、昨年12月以来このページに沢山の質問をし、多くの専門家に教えて いただいてようやく成功しました。 他の方々が同じ苦労をするのを避けるために、以下にその方法の要約を書きます。 1. 上記のCD-ROMよりLatexプログラムをインストールする。 2. 次の奥村晴彦氏のサイトを見ながらGhostscript 7.07(gs707w32full.zip) をインストールする。 http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/texfaq/install-win32.html 3. ps->pdf へ変換したときの文字化けを防ぐ。 gs7.07に対して下記に書いてある http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/texfaq/qa/31165.html 角籐氏のコメントに従って作業する。 Adobe Reader の6.0が次のようにインストールしてあるとする。 C:\Program Files\Adobe\Acrobat 6.0\Resource\CMap  この\CMapにある全てのファイルを C:\gs\gs7.07\Resource\CMap というディレクトリを作成して、ここにコピーする。 4. C;\gs\gs7.07\lib にあるファイル名を次のように変更する。 ps2pdf.bat -> ps2pdf-org.bat ps2pdf14.bat->ps2pdf.bat これにより ps2pdf.batの代わりに、ps2pdf14.batを使うようにする。 元の ps2pdf.bat を使うと、全角文字が全て太字になったり、「MS-Mincho-H が 文書から削除されました。」のメッセイジが出たりした。 5. 用紙サイズがデフォルトでletterサイズになっているのをA4サイズへ変更する。 次の場所にあるGhostscriptのマニュアル C:/gs/gs7.07/doc/Use.htm -> Paper_size にあるように C:\gs\gs7.07\lib にある gs_init.ps の67行目の次の文 % Optionally choose a default paper size other than U.S. letter. %(a4) /PAPERSIZE where { pop pop } { /PAPERSIZE exch def } ifelse の下側の%を消す。 以上の変更を行うと、Gui-Shellでクリックするだけで dvi-> psで作られた ps ファイルから、綺麗でファイルサイズの小さいpdfファイルを 作ることができました。文字はビットマップではないので、他のファイルへ コピーすることも可能です。 勿論、この方法以外にも色々な方法があるはずで、これは単なる一例です。 以上の様な内容を例えば乙部厳己氏のサイトに書いていただければ、 彼の本の読者および Gui-Shell 利用者には助かるのではないかと思います。 角籐氏、奥村氏等、多くの方々のご教授に感謝します。

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