名前: しっぽ愛好家 日時: 2004-07-23 13:24:22 IPアドレス: 211.4.121.*
>>30434 >Aの方法(txfontsパッケージ読み込み無し)では「abc123」は表示されずに、 この点に関しては,私は満足にお答えすることはできません. 各種 dviware の設定を確認してください(cf. 30426). %%% txfonts 関係のフォント(そのもの)が正しくインストールされていて, %%% かつ,ご使用の dviware が然るべく設定されていれば, %%% 表示されるものと思われます. 記述 B の“表示されない”部分に関しても同様です. なお,数式部分を常に computer modern で出力するのでしたら, txfonts パッケージを読み込まずに(i.e. 記述 A に準じて)処理し, 数式部分を常に txfonts で出力するのでしたら,私が先に例示したように, txfonts パッケージを読み込んだ後 \rmdefault などの値を復元します. computer modern で出力する数式と txfonts で出力する数式を混在させるには, ・txfonts パッケージを読み込まず(i.e. デフォルトの数式は computer modern で 出力し),その一方で txfonts を用いて出力する数式のための 数式バージョンを新設する ・txfonts パッケージを読み込み(i.e. デフォルトの数式は txfonts で出力し), その一方で computer modern を用いて出力するための数式バージョンを新設する のどちらかを行うことになるでしょう. いずれにせよ,複数の系統の数式フォントを使い分けるには 数式バージョンの新設が不可欠です. %%% ただし,“数式”として扱う必要はなく単に \tau に対応する文字が要る, %%% というだけでしたら,{\usefont{OML}{txmi}{m}{it}\symbol{"1C}} のような %%% “属性 + 文字コード”の直接指定でも記述できます(指定すべき属性などに %%% ついては,やはりファイル txfonts.sty および適当な文字コード表から調べます). txfonts パッケージにおける数式関係の設定はいくぶん複雑なので, 後者(computer modern 用の数式バージョンを新設)を試みると, 次のような具合になります. \documentclass{article} \usepackage{txfonts} % %%% \rmdefault などの値をオリジナルの値に復元 \def\rmdefault{cmr} \def\sfdefault{cmss} \def\ttdefault{cmtt} % %%% computer modern 用の数式バージョンの導入 \DeclareMathVersion{CM} \DeclareMathVersion{CMbold} % %%% CM/CMbold バージョンでの数式フォントの設定 %%% (LaTeX でのオリジナルの設定はファイル fontmath.ltx にあります) \SetSymbolFont{operators} {CM}{OT1}{cmr} {m}{n} \SetSymbolFont{letters} {CM}{OML}{cmm} {m}{it} \SetSymbolFont{symbols} {CM}{OMS}{cmsy}{m}{n} \SetSymbolFont{largesymbols}{CM}{OMX}{cmex}{m}{n} \SetSymbolFont{operators} {CMbold}{OT1}{cmr} {bx}{n} \SetSymbolFont{letters} {CMbold}{OML}{cmm} {b}{it} \SetSymbolFont{symbols} {CMbold}{OMS}{cmsy}{b}{n} \SetSymbolFont{largesymbols}{CMbold}{OMX}{cmex}{m}{n} \SetMathAlphabet\mathbf{CM}{OT1}{cmr}{bx}{n} \SetMathAlphabet\mathsf{CM}{OT1}{cmss}{m}{n} \SetMathAlphabet\mathit{CM}{OT1}{cmr}{m}{it} \SetMathAlphabet\mathtt{CM}{OT1}{cmtt}{m}{n} \SetMathAlphabet\mathbf{CMbold}{OT1}{cmr}{bx}{n} \SetMathAlphabet\mathit{CMbold}{OT1}{cmr}{bx}{it} \SetMathAlphabet\mathsf{CMbold}{OT1}{cmss}{bx}{n} \SetMathAlphabet\mathit{CMbold}{OT1}{cmr}{bx}{it} % %%% AMSa/AMSb などに対する設定は省略します. % %%% \boldmath/\unboldmath の再定義 %%% (必要があれば行いますが,bm パッケージあたりの処理とは %%% 整合性がとれないでしょう) %%%\makeatletter %%%\DeclareRobustCommand*\boldmath{% %%% \def\@boldmath@temp{CM}% %%% \ifx\math@version\@boldmath@temp \mathversion{CMbold}% %%% \else \mathversion{bold}% %%% \fi} %%%\DeclareRobustCommand*\unboldmath{% %%% \def\@boldmath@temp{CMbold}% %%% \ifx\math@version\@boldmath@temp \mathversion{CM}% %%% \else \mathversion{normal}% %%% \fi} %%%\makeatother \begin{document} \mathversion{CM}%%% 数式には CM バージョンを使用 computer modern $f(x) = \exp (\alpha x)$ {\fontfamily{txr}\selectfont \mathversion{normal}%%% デフォルトの数式バージョンに一時的に戻します txfonts $f(x) = \exp (\alpha x)$} \end{document}
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