グッドラッパー(Re: ★★ このページに 『 質問 』)

名前: たにもと
日時: 2004-03-19 04:26:02
IPアドレス: 219.105.12.*

>>27124 10周年おめでとう!の気分で見に来ましたが、議論沸騰しているようですね…。 TeX使いになり損ねているワタシの話、時間があったら読んで下さい。 Whenという暦のツール(http://www.asahi-net.or.jp/~dd6t-sg/)があります。 DOSコマンドで動きますが、オプションが非常に複雑です。 解説の術語も大変難しい。 で、作者の方と討議を重ねて(=注文を出して)、TCL/TKで GUI操作できるラッパーを作ってもらったことがあります。 あと、WebのLOGを解析するanalogもコマンドが複雑ですね。 で、オプションコマンドを設定できるhtmlとPerlスクリプト が同梱されています。これもラッパーの一つといえそうです。 また、人気の高いCGIスクリプトも、人気の理由は機能と共に、 設定項目の可読性の高さにあるように思います。 例えば… >$BaseDir = "$ENV{'HOME'}/html/8search/data"; ># データの保存されるディレクトリーを指定します。 ># このディレクトリーに任意のファイルが自動的に ># 作られるのでパーミッションは、(chmod 707)に指定 > >$rev = "0"; ># カテゴリー検索の表示を日付の新しい順にするか否か ># (新しい順 = 1 , 古い順 = 0) ># 1=datファイルの末尾を上方にして表示。0=datファイルの先頭を上方に表示。 のような感じ。 1行コマンドで書けるところも、わざとそうしない、というのも 一見識だろう、と。 で、TeXの場合、スタイルファイルを誰もが作成できる「自由度」 が足枷になっているので、こんな風に簡単には行かないかも しれませんが、それこそPerlと同じく、どのようにでも書け る柔軟さ=汚さ?ということだろうと感じています。 理学部などの場合は一年生からいきなりパソコンの基礎演習 科目でUnix&TeXという場合もあるでしょうが、文系の場合は 「HTML文書は読める」という程度の人がTeXにチャレンジして みようと思うことが多いのではないか、と、漠然と感じています。 その辺りが敷居の高さ/低さの境目かも…と思っています。 敷居の境界値に関する議論はさておき、TeX入門を数回チャレンジして みてすべて挫折してきた者の実感としては、NECのPC98全盛時に 使われていたファイラーのFDやmiel (http://www.vector.co.jp/vpack/browse/person/an000006.html) のcfgファイル程度にまで各種設定項目の可読性が高まると、 入りやすいのになぁ…と思います。 ラッパーという表現が適しているかどうかわかりませんが、 コマンド一辺倒ではなく、コメントをある程度多用した 可読性の高いスタイルファイルなり、設定ファイルなりの (書式 | 作法)のようなものが、TeXコミュニティの中で ローカルルール的にできていると、ワタシも再入門できる かも…と。期待してみたりするんですが、どうでしょう?

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