名前: トノ 日時: 2004-03-07 04:38:34 IPアドレス: 220.219.67.*
>>26822 複数行の文章を括弧で囲む場合、minipage 環境か \parbox の中に文章を入れて、それを 数式環境の中で \left(〜\right) などで囲むというのがよくある手だと思います。 \documentclass{jarticle}\relax \begin{document} 吾輩は猫である。名前はまだ無い。 どこで生れたかとんと見当がつかぬ。 何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。 吾輩はここで始めて人間というものを見た。\newline \hspace{4zw}% 4文字分下げてみます。 \begin{math}% 数式環境に入って \left\{% 大きな左ブレース \begin{minipage}{16zw}% 文章を入れる minipage 環境 しかもあとで聞くとそれは書生という人間中で一番獰悪な 種族であったそうだ。 この書生というのは時々我々を捕えて煮て食うという話である。 しかしその当時は何という考もなかったから別段恐しいとも 思わなかった。 ただ彼の掌に載せられてスーと持ち上げられた時 何だかフワフワした感じがあったばかりである。 \end{minipage}% 文章を終わって \right\}% 大きな右ブレース \end{math}\newline% 数式環境を抜けて強制改行 掌の上で少し落ちついて書生の顔を見たのが いわゆる人間というものの見始であろう。 この時妙なものだと思った感じが今でも残っている。 第一毛をもって装飾されべきはずの顔がつるつるしてまるで薬缶だ。 その後猫にもだいぶ逢ったがこんな片輪には一度も出会わした事がない。 \end{document} 右側の括弧が不要なら、“\right\}”を“\right.”に変えてください。 文章部分が段落を構成するようなものではなく、改行位置を指定するようなものであれば、 minipage 環境や \parbox コマンドよりも、tabular 環境を使う方がいいかもしれません。
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