Re: TeX文書の取り込み

名前: 大熊一弘
日時: 2004-02-21 11:14:10
IPアドレス: 219.116.76.*

>>26280 emathR の名前が挙がりましたので,作者として発言させていただきます。 まず,このスタイルファイルの仕様です: % \ReadTeXFile{foo} で foo.tex を読み込みます. % 読み込むファイルの拡張子が .tex 以外のときは % 拡張子を明示しなければならないというのは, % \input と同様です. % % foo.tex の % \begin{document} の次の行から % \end{document} の手前の行までを読み込みます. % 読み込んだ部分は,いったん temp.tmp という一時ファイルに % 書き出され,それを \input 命令で読み込むという % 手間のかかる方法を採っています. % 一時ファイル temp.tmp は削除されません. % 使用上の制限 % \begin{document} % \end{document} % は単独の1行でなければなりません. 数学の問題集などを作る際, 個別の問題を独立してタイプセットできる形でつくり それをピックアップして全体を作ろう というのが開発目的です。 emathR.sty は独立の存在ではなく,emathパッケージの一員という位置付けです。 数学とは無縁の方には余分が大きすぎるようですから, このさい, emathとは独立 の形に仕立てたものを emath のサポートページ http://emath.s40.xrea.com/ 目次から その他 4. emath とは独立のスタイルファイル の中に readtexfile.sty v 0.15 2003/07/23 として置きました。バージョンは emathR.sty のそれと連動しています。 emath とは独立ですが,次のスタイルを使用します。 1. ifthen.sty これは LaTeX標準配布です。 2. verbatim.sty tools パッケージに含まれるものを使います。 最後に簡単な使用例です。 下の ex1.tex, ex2.tex という,それぞれ単独にタイプセット可能なファイルを sample.tex で一つにまとめます。 % --- sample.tex ------------------- \documentclass{jarticle} \usepackage{readtexfile} \begin{document} \ReadTeXFile{ex1} \ReadTeXFile{ex2} \end{document} % --- ex1.tex ----------------------- \documentclass{jarticle} \begin{document} part1. \end{document} % --- ex2.tex ----------------------- \documentclass{jarticle} \begin{document} part2. \end{document}

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