名前: 北見 けん 日時: 2004-02-20 21:14:46 IPアドレス: 219.116.225.*
>>26262 > 「+」記号が根号の出力位置に影響を与えるというのは以前どこかで > 話題になっていたように思いますが、これも同類かなぁ‥‥。 今回のケースは、\xi のヒゲが下にはみ出しているからでしょう。 txfonts は手元にないのでこのサイトのTeX を使ってみようで試しただけですが、 \sqrt{\frac{1-x\vphantom{\xi}}{1+x\vphantom{\xi}}} \sqrt{\frac{\xi+1}{\xi-1}} か、あるいは \sqrt{\frac{1-x}{1+x}} \sqrt{\frac{\smash{\xi}+1}{\smash{\xi}-1}} で揃いますから。 > 以前どこかで というのは、この掲示板の14504でしょうか。 他には、@niftyのTeXフォーラム FTEX で私も話題にしたことがあります。 そのときは、 「\sqrt{a^2}を囲む括弧よりも \sqrt{a^2 + 1}を囲む括弧のほうが小さくなるのはなぜか」 というような疑問に対して、私が次のようにコメントしたのでした。 > これは仕様のようですね。確かに奇妙ですが、仕組みは次のようになっています。 > > まず a^2 + 1 の最後の 1 は関係なくて、関係あるのは + のほうです。 > + は少しですが、ベースラインより下にはみ出しています。 > はみ出しが大きければ、TeX は根号をもっと大きなものに代えるわけですが、 > この場合ははみ出しがわずかなので、TeX は根号を少しだけ下げることで対処します。 > 結果として、\sqrt{a^2} よりも \sqrt{a^2 + 1} のほうがコンパクトになるので、 > 小さい括弧で覆えるようになる、というわけです。 > > この結果は、「余計なものを入れたほうが括弧が小さくなる」 > という風に思えますから、確かに奇妙ではありますね。
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