名前: SHIMA 日時: 2004-02-09 22:31:41 IPアドレス: 211.128.198.*
>>25805 >> c:\windows\Fontsにあるもの -> 2002/02/09 23:00 >> c:\Program Files\TeXPoint\fonts -> 2002/08/26 22:43 >そうすると、おそらく、 >(1) dvioutはWindowsのシステムフォント(上のもの)=修正版を見ており、 >(2) TexPointは下のもの=TexPoint付属のものを見ている、 >のじゃないか、と思います。 Windowsのシステムフォントとは,c:\windows\fonts にあるものとは限らず,「Windows のシステムに登録されたフォント」という意味です. TexPointをインストールすると,c:\Program Files\TeXPoint\fonts 以下のフォントが システムフォントに登録されます(c:\windows\fonts などに同名のフォントがシステ ムフォントとして登録されていた場合,それは登録から削除されます). (1) dviout は,通常はTrueTypeフォントの展開をシステムに任せますので,シス テムフォント(システムに登録されたフォント)が用いられます.この場合 Windowsの新しい版(WindowsXP など)では,\kappa のバグが避けられません. dviout は,自前のTrueTypeフォント展開(ラスタライズ)ルーチンを持っており, これを用いる場合は,通常 *.vfn ファイルにフォントの所在を指定します.この場 合は,そのフォントはシステムフォントである必要はありません. MS-DOS版のdviout/dviprt は,このような方式を通常用いていました. dvioutは,Acrobat+PDF のように DVIファイルに必要なフォントのデータを自動的に 埋め込む機能を持っており,これを用いる場合(デフォルトでは,用いません)も, システムフォントとは無関係で,内部の展開ルーチンを用います. dvioutが自前で展開を行う場合,BaKoMaフォントの \kappa の問題に対処する内部ルー チンを持っているので,この不具合は露見しません. (2) TexPoint は,Windowsのシステムの展開ルーチンを使っているか,あるいは自前 のルーチンを持っているか,あるいは Ghostscript などに任せるのか、あるいはそ の両者なのか知らないのですが,インストール時にシステムに登録している以上,シ ステムフォントとして用いているのではないかと思います(それと共に,自前の展開 ルーチンも存在してそれも用いているかも知れませんが).ただ c:\Program Files\TeXPoint\fonts 以下を削除しても正常に動作するなら,システムフォントと してのみ用いているのではないかと思います.
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