名前: misc 日時: 2004-02-05 00:28:17 IPアドレス: 211.4.123.*
>>25604 書式指定文字列,というのはそういうものなのですが, もう少しわかりやすい例を挙げると… # 数字はマクロ名としては(単純には)使えない, # ということは周知として構わないと思いますが, 例えば, \def\sample2{sample(2)} という定義を行うと,これは, ・\sample には必ず 2 を後置して用いる ・\sample とそれに後置された文字列 2 の全体が sample(2) に置換される という定義です. したがって,この定義の下で \sample2 と記述すると, 単に sample(2) と出力され,これは一見したところ ``\sample2'' という名称のマクロが定義されているかのようにも見えます. しかし, \def\sample2{sample(2)} \def\sample1{sample(1)}% (*) \sample2 % (**) という記述を処理してみるとわかるように,この場合の \sample2 はエラーを 引き起こします(なぜなら,(*) の行で \sample は再定義されていて, (**) の行では再定義後の \sample の書式指定とは異なる書式指定を 行っているからです). この 2 番目の例で,\sample1 と \sample2 が別々に定義されているのではない, ということを確認すれば,ご自身の例でも ``\ふー'' が定義されている わけではない,ということが納得しやすいのではないでしょうか. # 実際,今の例の \sample を \ふ に,``2'' を ``ー'' に取り換えると # ほとんど同じことです.あるいは,\ふー だけでなく \ふーー も # 定義してみようとしたらどうなるか,を調べてみてもよいでしょう #(実はこれも,今の \sample1 と \sample2 の話と同じことです).
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