Re: TeXのPascalソースコードはどこに?

名前: 松山道夫
日時: 2004-01-10 21:50:55
IPアドレス: 218.230.98.*

>>24775 > ただ、このtex.pというPascalコードは改行やインデントの配慮がないので、 > 非常に読みづらいです。 そういう仕様です。PascalプログラミングをあくまでWEBソース上で行うものであり、 出力結果のPascalソースは人間が読むことを想定したものになっていません。 > これは一般的な形式にインデントされた > Pascalコードにならないものでしょうか? WEB (TeX+Pascal) と同じ要領で、CWEB(TeX+C) というのもありますが、 そのCWEBでは、インデントをうまくする処理システムがあったような気がします。 WEBに対するものは、見たことありません。 インデントを正すことを目指すのは、システム設計の意図に反する気もします... > それから無謀にもフリーのTurbo Pascal 5.5でコンパイルを試みたのですが > 未定義のコンパイル指令が使用されているというエラーが出て、 > 最初の行から躓いてしまいました。tex.pとtex.poolからtex.exeを > 作成するにはどのようにすれば(どのようなコンパイラを使えば) > 良いのかご教授いただければ幸いです。 tex.web やその他いくつかのWEBプログラムは、Pascal-H というコンパイラ を用いているそうです。そのように tex.web 内に説明されています。 またその説明においては、他のコンパイラを使う場合には、修正を要するかも、 という説明もなされています。 実際に最近の(個人でも入手が容易な)Pascalコンパイラでは、私は 試験的に GPC (GNU Pascal Compiler)、FreePascal、Delphi でコンパイルを おこないましたが、いずれもオリジナルの tex.web から生成される tex.p を 正常に処理させることはできません。コンパイル指令(=コンパイラディレクティブ) にてエラーが出るのは、序の口です。プログラム言語の最も違いの現れる部分が入出力 処理であり、その先々でもまず間違いなくコンパイル不能になります。 そこで WEB には、チェンジファイル(拡張子.ch)というファイルを使った、 WEBソースに対しての言わば「部分的修正機能」が提供されています。 チェンジファイルの真の目的は、同じPascalコンパイラとはいっても 主に入出力処理の実現に違いがあるので、そういった箇所を部分的に 修正するために存在します。 チェンジファイルの作成方法や作用のさせ方は、ここでは触れません。 調べてみてください。お使いのPascalコンパイラが何であれ、その文法に 合致するように、うまくチェンジファイルを準備すれば、どのような コンパイラであっても、たぶん実行ファイル生成ができるようになります。 ただしそのためには、WEBソースファイルを読み込む必要があり、また コンパイラの求めている文法を正しく理解しておく必要があります。 長文失礼

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