名前: しっぽ愛好家 日時: 2003-12-02 14:28:44 IPアドレス: 211.4.121.*
>>24062 %%% 何が ``正しい'' かについては異論がありそうですので, %%% ``正誤'' の判断は保留します. とりあえず,``意味に従った'' 記述を行ってください. 絶対値・行列式の類では,縦線は区切り記号(括弧類)の一種として扱いますから, \left\vert ... \right\vert (あるいは,単に \left| ... \right|) となります(*amsmath パッケージ使用時には* \lvert, \rvert でも構いません). %%% いちいち \left, \right をつけるまでもない場合もありますが… 整除の関係に関しては,縦線は関係演算子になりますから, \mid を用いるべきでしょう. %%% | は ``通常の文字'' で,\mid は ``関係演算子'' です. %%% この違いにより,これらの前後に入る空白の大きさが異なってきます. %%% ただし,\left|, \right| のように \left, \right をつけた場合には, %%% \left, \right をつけたことにより \left| は ``開き括弧扱い'' になり, %%% \right| は ``閉じ括弧扱い'' になります. 集合の記法における縦線は… %%% \{ x \colon x \in X \} のようにコロンを用いる記法もあり, %%% この場合にはコロンは(決して関係演算子のただの : ではなく) %%% 数式用句読点となることと同様とみなすと ``数式用句読点'' 扱いの縦線が欲しいところですが, 現実には \mid(あるいは \,|\,)あたりの記述で済ませても 差し支えないでしょう(この場合 \mid では縦線の両側の空白が 少し大きいようです). %%% とりあえず,仕事ではそうしています. 最後の例は…FAQ です. ひとつの例として array 環境を用いる記述を挙げます. \left\{ \begin{array}{@{}l|l@{}}%%% 縦線を array 環境の側で用意します Q \in GL(n, K) & Q = ... \end{array} \right\}
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