Re: 和文フォントの欧文部分の利用

名前: 永田善久
日時: 2003-11-15 17:10:04
IPアドレス: 133.100.243.*

>>23592 齋藤様, > すこし読んでみました,¥textcompwordmarkに > -b¥v{¥textcompwordmark}g > のような使い方があるのを初めて知りました. > このことにより,今までは¥textcompwordmarkの高さが0ptになっていましたので > xheightの値が入るようになりました. > > 勉強になりました,ありがとうございます. とんでもございません。TeX 世界に「創造的」な貢献をされていらっしゃる 齋藤さんのような TeXnician の方に,いつもいつも感謝の念で一杯なのは, 私の方でございます。 ところで,dcdoc.tex の中身に関して,「ドイツ語バカ」の私にでも出来る コメントをいくつか。 -b¥v{¥textcompwordmark}g などというのは,やはり,J\"org Knappen (イェルク・クナッペン) がドイツ人だから作ったのでしょうね。 Marburg, Hamburg, Duisburg, ... 等々,ドイツの地名に多く見られる -burg (ブルク,「城砦」の意) は,ドイツ語の Berg (ベルク,「山」 の意) と共通のゲルマン語まで遡れます。英語の borough も共通の源です。 もう一つ,例に挙がっている Wachstube ですが,こちらは Wach-stube (ヴァッハ・シュトゥーベ) と切るか, Wachs-tube (ヴァクス・トゥーベ) と切るか, によって,「意味が異なってきます」。そして,ドイツ旧字体(フラクトゥア 体など)では,それぞれに応じて s の「形まで異なってきます」。 Wach-stube は「watch するための小部屋」という原義で,「番兵詰め所」の 意味となります。 Wachs-tube のほうは「ワックス(蝋状のもの)が入ったチューブ」という意味です。

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