Babel3.7 greek.ldf の記述

名前: 栗山雅俊
日時: 2003-11-08 17:13:15
IPアドレス: 218.229.46.*

皆様、こんにちは。 最近のpTeXのバージョンでgreek.ldfの226-228行目が引っかかる 場合がある(バグ?)のですが、この箇所がどんな機能を持つのか 気になりまして、自分なりに少し調べてみました。 TeXでは一般にチルダ ~ はアクティブ文字(分類コード13)で、 そのままのかたちでは出力されません。しかしギリシャ語では 曲アクセントの略記法として分類コード12を与え、さらに大文字 (uccode)と小文字(lccode)を定義しているようです。これで 一般文字として出力できることになります。 ただし、\lowercase環境のみ元のアクティブ文字として使用する ということらしく、その場合分けをしているのが当該箇所のよう です。226-228行は\lowercaseで始まる定義で、ここをコメント アウトすると、この環境下でのアクティブ文字としてのチルダが 使えなくなるということのようです。ちなみに曲アクセントの 略記の定義はこれの2行下から(230行目以下)になるようです。 大体このような理解でよいのかとも思いますが、あまり確信が ありません。 \lowercaseという環境はTeXブックなどを見ると、\lccodeの表に 従ってある文字を小文字に変換する命令のようですが、具体的に どういった局面で使用するのかがよくわかりません。どなたか 詳しい方がいらっしゃいましたらご教授いただければ幸いです。 greek.ldfの当該箇所は以下の通りです(224-229行目)。 \@tempcnta=\lccode`\~ \lccode`\~=159 \lowercase{% \initiate@active@char{~}% \declare@shorthand{greek}{~}{}} \lccode`\~=\@tempcnta

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