Re: utf パッケージと dviout 表示の違い

名前: 乙部厳己
日時: 2003-10-22 01:40:58
IPアドレス: 220.9.112.*

>>22963 > rml.tfm をいろいろ、極端に変なものまで含めて変更して > テストしてみると、タイプセットの結果は全て同じでした。 > これは dvipdfmx についても同じです。この実験からわかる > ことは、 dvips(k), dvipdfmx における "和文" フォントで > map ファイルに記述する jfm は "名前" と "Direction" ぐらい > しか意味を持たないようです。 私も最近大変に忙しいので全然チェックしていませんが、 makejvfのソースを今みてみたところでは、このツールが すべてのデザインサイズを10ptと仮定しているからでは ないでしょうか。 rmlのデザインサイズを変えてもmin10.vfなどの中は変わりません。 VFの仕様上、実際に文字を配置する(最初のTFMの解釈後)にそこに VFを適用するわけですから、TFMの中の値は2度解釈されるべきだと思います。 dvipsは参照点に文字を配置するわけですが、makejvfは日本語の実体フォントを 10ptと仮定している(と思う)のでrml.tfmの中は見ない仕様でいったのでしょうし、 仮にみてもうまくいくようになっていると思います。(あまり正確にrmlをみると 配置がおかしくなるので、dvioutではどうするかの選択もあります。) otfパッケージをみてはいませんが、新たにJFMを作るに際して、9.6...pt を 採用しているのは理由があるのでしょうか。以前のやりとりでフォントのサイズを パッケージでいじっているような記述をみたような気がするので、10ptにした方が いいのではないかなという気もしました。dvioutの配布パッケージに同梱されている かどうかは忘れましたが、TrueType和文用に使用するべく作られたものでは10pt デザインにしてあります。(これを使用するように切り替えるパッケージにて調整) 特に高さがおかしな値を指していることは、現実に出力上致命的な問題を 引き起こすことがあります。実際の出力はそのボックスを越えるので、 前の行との行間がたとえば1ptで\lineskipされたとき、字のサイズによって 重なって出力される危険(ルビもマクロで\lineskipを考慮しないと危険)が あります。\displaystyleで行中に分数を書いて詰みすぎた出力をされた 経験のある方も多いと思います。そういうわけで新しくJFMを作るのなら できる限り正方形ボックスのTFMとする方がよいと思われます。

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