Re: utf パッケージと dviout 表示の違い

名前: 乙部厳己
日時: 2003-10-20 01:32:24
IPアドレス: 220.9.112.*

>>22920 > 以前からこのへんがよくわからないところなんですが、dvips(k) は > vf を介せず、 abcd.tfm ( jis.tfm のコピー ) を直接使うと、 > abcd のデザインサイズが 9.62216 pt であっても、10pt でタイプセット > します。 jis.tfm も min10.tfm もデザインサイズは 0.962216pt です。 これがdvi中にあった場合、そのサイズに合わせるのはドライバの役割です。 dvips では、そのトリックのために、デザインサイズ 10pt の rml に TFM を読み替えます。dviout は読み替えません。 rml を経由する理由は、約物の調整以外にこのサイズ調整が伝統的に 必要だった点は大きいと思います。結果として rml へ読み替える min10.vfは (MAPFONT D 1 (FONTNAME rml) (FONTCHECKSUM O 0) (FONTAT R 0.962216) (FONTDSIZE R 10.000000) ) とならざるを得ません。psfonts.map で対応をとってもよいでしょうが、 そうするとユーザの混乱は増すと思います。rml を経由するところが トリックとしてはうまく隠せていてよいと思います。 そういう意味では文字送りを変えずに出力の字のサイズを変えるなどは 決してdvioutの専売ではありません。本質的にはすべてがやっていることです。 dvioutは内部ルーチンで、dvipsは外部ファイルで読替をするというだけです。

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