名前: しっぽ愛好家 日時: 2003-08-22 13:45:03 IPアドレス: 210.234.44.*
>>21130 %%% ここでは,最終的には ``$$'' で挟んだ形式(i.e. $$ <数式> $$ の形式)で %%% 記述されるディスプレイ数式を ``本来のディスプレイ数式'' ということにします. %%% %%% 標準配布のクラスファイルを *fleqn オプションとともに* 用いた場合の %%% %%% equation 環境のような,意味上はディスプレイ数式であっても %%% %%% 本来のディスプレイ数式以外のものを用いて実装されている %%% %%% 環境があるので,そのようなものと区別します. 本来のディスプレイ数式は,*段落の途中で用いられる* ことを前提としています. 特に,段落の先頭に本来のディスプレイ数式をいきなり置くと, *段落を開始した後* ディスプレイ数式に移行します. そのため,ディスプレイ数式の直前に空の行が 1 行できます. 実際,次の例を処理してみると,\[ と \] によるディスプレイ数式 (デフォルトの定義では,本来のディスプレイ数式です)の直前に 空白行を置くと数式の前に(1 行分の)余分な空白が生じていることがわかります. \documentclass{jarticle} \begin{document} 数式に先立つ記述. \[ a x + b y = c \] 数式に先立つ記述. \[ a x + b y = c \] \end{document} itembox 環境の中にディスプレイ数式のみを入れる,というのも これと同じ状況です. ディスプレイ数式のみを itembox 環境の中身として表示したいという場合には, あくまでもその場しのぎですが,本来のディスプレイ数式を使用しないで 次のように記述することができます. \begin{itembox}{<見出し文字列>} \centerline{$\displaystyle <数式>$} \end{itembox} %%% もちろん,その場しのぎとしては,数式の前に \vspace*{<適当な寸法>} を %%% 置いて数式の前のアキを詰める,という方法もあります.
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