Re: 改行などの無効化

名前: 本田
日時: 2001-09-05 01:02:44
IPアドレス: 210.130.109.*

>>2089 これは\parを無効化しているのではなく,\parの後に出力しているのです. 段落の最初に必ず挿入される\everyparというものに表示したいものを 定義するのがその仕組みの本質です. \paragraph{タイトル} \par ほんぶん などの場合は順番としては (1) \parで改段落 (2) \everyparに表示したいものを格納する (今回は「タイトル」をゴシック体で) (3) \parで改段落 (4) 「ほんぶんほんぶん」で段落が始まる (5) 段落の先頭に\everyparが挿入される (6) 「タイトル ほんぶんほんぶん」と組版される (1)(2)は\paragraphの内部で処理されます 本質的な部分を真似ると以下のようなことができます. \paragraph(本当はその下請けの\@startsectionと, その更に下請けのマクロ群)は下の例をもっと楽に使えるように, 例えば,\everyparを表に出さないですむように,構築されたものです \documentclass{jarticle} \def\sample#1{% \par\def\header{#1}% \everypar{\textbf{\header}:}% } \begin{document} サンプルです. \sample{サンプル} \par \verb|\par|が消えたようにみえます. \everypar{} \par しかし,消えてはいません. \verb|\par\par|は\verb|\par|と同じであることを忘れずに. \end{document}

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