名前: 岸本芳昌 日時: 2003-08-09 21:14:17 IPアドレス: 130.54.9.*
>>20806 「単位はテキスト扱いである」は正しくはありません。 『国際単位系(SI)』(日本規格協会)の「SI単位の名称及び記号の表記に関する 規則」では,SIに属さない単位の記号を含めて,単位記号はローマン体(立体) 活字を用います。また,「SI単位の代数的な表記法」では,異なった単位の乗算 の場合は中点または適当な間隙で単位間を区切ることとし,除算の場合は斜線, 水平の線,負の指数を用いてよい,とあります。 単位記号で用いるローマン体の書体には言及されていませんから,本文書体が明 朝体やローマン体なら,適当に選んでおけばよいことになります。本文書体がゴ シック体やサンセリフ体あるいはイタリック体の場合,上の規則に忠実に表わせ ば,単位記号だけがローマン体になります。「単位記号は本文の書体にかかわら ずローマン体活字を用いる」という記述も見たことがあります。 >>20815 Knuth が thin space にすべし,の根拠は,上の「適当な間隙で単位間を区切る こと」の一つの解だと解釈していますが,いかがでしょうか。 たとえば,1\,m/s は 1\,m\,s$^{-1}$ のように表記する分野があります。
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