名前: sugahara 日時: 2003-05-02 14:11:39 IPアドレス: 210.254.18.*
すがはらです。角藤先生ありがとうございました(18474)。 結局、OpenTypeフォントをビットマップにせずにPdfに埋め込むには 今のところ、18470に挙げた2つの方法くらい&これはWindows98であるかどうかには 関係ないということですね。これで疑問点は全て解決です。 この件についてFAQ形式のサマリをお送りいたします。 不適切な点などありましたら、修正をお願いします。 お世話になりました。ありがとうございましたm(__)m 「Win98Se+ATM4.1+dvipdfmxでヒラギノOpenTypeを埋め込み」のサマリ Q1:ヒラギノOpenTypeフォントをdvipdfmxで埋め込み、Acrobat Readerで 表示してみると、なぜかヒラギノフォントの部分が抜けてしまいます。 しかし、東風や小塚のOpenTypeフォントは正常に埋め込みが出来ます。 なぜでしょうか?(On Windows) A1:dvipdfmxのバージョンを確認してみて下さい。Windows版では ver.20021230において、上記のような現象が起きることが確認されています。 ver.20030313ではこのような現象は今のところ発生していません。 出来るだけ最新版を入手しインストールしてみてください。 Q2:OpenTypeフォントをビットマップにせずに(Type1のまま)Pdfに埋め込む にはどんな方法がありますか?(On Windows) A2:ヒラギノOpenTypeフォントについて、下記の動作が確認されています。 東風や小塚OpenTypeフォントについても、多分同様と思います。 (なお、cid-x.mapやpsfonts.mapの設定の仕方などは、ここでは 詳しく触れません。) 1. dvipdfmxを使用する(ただしQ1のようにdvipdfmxのバージョンに注意) ・OpenTypeフォントを置いてある場所をtexmf.cnfのOTFONTSに記載する。 ・dvipdfmxの設定ファイル(cid-x.map)を適切に設定する。 (例: rml H HiraMinPro-W3.otf などとする。)(*) 2. dvipsk + distillerを使用する ・dvipskの設定ファイル(psfonts.map)を適切に設定する。 (例: rml HiraMinPro-W3-H などとする)(*) ・distillerがOpenTypeフォントを見つけられるようにフォントを登録する。 Windows98ならAdobe TypeManager(4.1以降)で埋め込みたいOpenType フォントを登録する。Windows2000,XPなら普通にOSにフォント を登録する。 ・distillerのジョブオプションの設定で、 埋め込みたいフォントの設定を行う。 なお、ps->pdfにdistillerではなくps2pdf(gs8.00+WAPI/gs7.06+WAPI) を使うと、ビットマップになるそうです。 (*)ちなみに、私は最終的にはデフォルトをヒラギノにはしてません。 otfパッケージをヒラギノOpenTypeを使う設定でインストールし、 ヒラギノを使いたいときだけ\usepackage{otf}として使っています。 otfパッケージを導入した際のcid-x.mapやpsfonts.mapの書き方に ついては、パッケージに説明とサンプルが付いています。
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