ドイツ旧字体による「ドイツ語文書」処理のための新パッケージ

名前: 永田善久
日時: 2003-03-27 13:18:17
IPアドレス: 133.100.243.*

屋上屋を架している感が無きにしもあらずですが, ドイツ旧字体による「ドイツ語文書」処理用に「特化」させた ヴァーチャルフォント群(フラクトゥア体,フラクトゥア 隔字体,シュヴァーバッハ体,ゴシック体)と,これらのフ ォントを制御するスタイルファイルをまとめた khm パッケ ージを作成しました。german.sty(または babel.sty の german オプション)と併用します。段落冒頭イニシャル文字 処理については,yfonts パッケージの流儀によるものと, lettrine.sty を用いるやり方の二つの方法に対応させて あります。 「徹底してドイツ語を」という方には使っていただけるかも しれません。 http://www.lg.fukuoka-u.ac.jp/~ynagata/latex.html#0002030104 にあります。 # パッケージとはいえ,DocStrip(*.ins, *.dtx) に基づいた # キチンとしたものではなく,「私的」なものです。 # 正規の LaTeX パッケージとするためには,まだまだ経験と # 理解とを積まねばならないことを自覚しています。 ## khm = Kinder- und Haus-M\"archen 『子供と家庭の童話集』, ## いわゆる『グリム童話集』の原典レイアウトを LaTeX で忠実に再現 ## することがパッケージ作成の動機でしたが,フォントとスタイル ## ファイル(の一部)自身は「ドイツ語文書」処理用に広く ## 用いることができると思います。 ただし,ドイツ語「以外」の言語をドイツ旧字体で処理する場合や, 日本語とドイツ旧字体によるドイツ語を混在させる場合や, 『グーテンベルクの42行聖書』のような特殊な合字を沢山含む ゴシック体を用いる場合は,これまで通り,より汎用性のある yfonts パッケージ(これは Haralambous のドイツ旧字体フォント群 をコントロールします),あるいは,yfonts の使い勝手を一層高めた s-yfonts(本田さん作成)パッケージを用いるのが一番です。 なお,パッケージの作成は,ここの掲示板で多くの達人の方々に ご教示いただいたことではじめて可能となったものです。 フォント関連は特に「本田さん,稲垣さん」,マクロ関連は 特に「しっぽ愛好家さん,トノさん」に多くのものを負っています。 有難うございました。 P.S. 以前本田さんに「おねだり」していたことに関する,私なりの 解答がこのパッケージです。その節は色々と無理を申し上げて しまい,ご迷惑をおかけいたしました。 > 本田様

この書き込みへの返事:

お名前
題名 
メッセージ(タグは <a href="...">...</a> だけ使えます)