xdviとUTFおよびOTFパッケージ

名前: uchiyama
日時: 2003-03-26 20:13:17
IPアドレス: 131.113.64.*

xdvi-jpのメーリングリストにだしておいた、UTFおよびOTFパッケージを使うためのパッチが マージされました。土村さんのweb pageから入手できます。 UTFおよびOTFパッケージは、齋藤さんのweb pageから 入手できます。Virtual fontを作成する際に、ovp2ovfが必要になりますが、teTeXをmakeして インストールされるものは、正常に動作しません。ソースからmakeする場合には、 拙著のweb pageの最後に 書いたようにしてコンパイルします。 xdviをmakeするときには、VFlibを使わないで、FreeType 2.Xを使うようにします。 configureするときに、--with-vflib=vf2ftが必要です。 表示に使用するフォントは、OpenTypeかつAdobe-Japan1-5が望ましいです。 一部のグリフが表示されなくてもかまわなければ、Adobe-Japan1-4も利用できるでしょう (東風明朝・東風ゴシックのOpenType版を利用できると思います)。 $TEXMF/xdvi/vfontmapも書式が拡張されています。 TFM名 OTFの絶対パス encoding の順に書きます。encodingを記述しなければJISです。encodingには、unicodeまたは adobejapanを指定します。前者はユニコードで、後者は(フォントに記述されている)cmapを 使わずにグリフの生の配列順を使います。UTFおよびOTFパッケージに付属のdvipsやdvipdfmx用の mapファイルを読めば、encodingに何を記述すべきかは自明です。 OTFパッケージに添付されているtext.texを表示した例です。 Mac OS Xで動作しているX11を使っていますので、表示には、OS付属のヒラギノを使っています。 明朝および角ゴシックに対して、それぞれ、mediumとboldの2ウエイトを使っていること、 ルビには、ルビ用にデザインされているかなを使っていること、(フォントを用意できれば)簡体字・ 繁體字・朝鮮の漢字を使っていること、がUTFパッケージに対して追加・強化された主な特長です。 齋藤さんのサイトにおかれているマニュアル、小川さんのサイトの解説などで実際の例をみることができます。 dvipdfmxおよびdvipsの拡張版udvipsも対応していますので、PDFやPostScriptファイルを 作成することもできます(PostScriptファイルにする場合には、プリンタには出力できないので、 Distillerなどでフォントを埋め込んだPDFに変換してから印刷することになります)。

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