名前: トノ 日時: 2003-01-15 23:29:17 IPアドレス: 150.35.254.*
>>15151 例 2 の出力では太さが足りないということであれば、\pmb で太く してみてはどうでしょうか。 ※ \pmb は、引数を微妙にずらして重ね打ちするものですので、 あまり美しい出力にはなりません。特に線の端の部分が がたついて見えます。 ※ 括弧だけ全く別の、ストロークが太めのフォントから借りてくるという 手もあるかもしれませんが、私の力量では実現できません。 (フォントの組合わせが限定されてしまうという難もあるでしょうか) ※ \settoheight で中身の高さを調べて、罫線(\rule)を使って 括弧を出してしまうという手もあるかも。 ガウス記号の中に背の高いものがないものとすれば、次のような入力で 出来ます。 \documentclass{jarticle} \usepackage{amsmath} \begin{document} $\mathopen{\pmb{[}}x\mathclose{\pmb{]}}$ % \boldsymbol より多分太くなる % (使用フォントによりけり) $\mathopen{\pmb{\boldsymbol{[}}}x\mathclose{\pmb{\boldsymbol{]}}}$ % さらに太い \end{document} ※ 括弧を太くするのとは関係ないことですが、数式内でのスペーシングが 「正しく」なるように、\mathopen、\mathclose を加えました。 しかし、示された 4 番目の例のように、背の高いものがあるとうまく いきません。\left/\right を使い、中身の高さにあうようにする 必要がありますが、\pmb{\left[} のようにしても、逆に \left/\right の 直後に \pmb を置いてもエラーになってしまいます。そこで、中身と同じ 高さの支柱を \vphantom で出して、それに括弧の高さが合うようにします。 \documentclass{jarticle}\relax \usepackage{amsmath} \newcommand*{\gauss}[1]{% % 綴りは合っている? \mathopen{\pmb{% \left[\vphantom{#1}\right.\kern-\nulldelimiterspace }} #1% \mathclose{\pmb{% \kern-\nulldelimiterspace\left.\vphantom{#1}\right]% }}% } \begin{document} $\gauss{\frac{1}{x}}$ \begin{displaymath} \gauss{x} \end{displaymath} \begin{displaymath} \gauss{\frac{x}{y}} \end{displaymath} \end{document} 》 例 1.\quad% 》 $\boldmath{[}x\boldmath{]}$ 1. \boldmath は、数式モード中では使えません。数式モードの前で 宣言する必要があります。数式の一部だけ \boldmath を適用するなら、 数式内で \mbox 等を作り、一旦、LRモードに移行する必要があります。 ※ でも、例3では効いているような気がする。あれ? 2. \boldmath は、引数を取るコマンドではなく、宣言型のコマンドです。 \boldmath{[} のように [ をブレースで囲むのは無意味です。 3. \boldmath は、LaTeX 2.09 で使われていたコマンドで、どちらかというと obsolete なものではなかったでしょうか。LaTeX2e では \mathversion{bold} と するのが本来だと理解していましたが…… 》 例 2.\quad% 》 ${\boldsymbol{[}}x{\boldsymbol{]}}$ 1. 逆に、\boldsymbol は引数を取るコマンドで、引数として指定された部分を 太字にするものですので、\boldsymbol{[} をさらにブレースで囲む必要は ないと思うのですが……? 2. これで括弧は太いフォントになっているようですが、高さの変えられる ブラケットは、\boldsymbol では太くならないようですね。 ところで……「ガウス記号」って何でしたっけ? 高校生ぐらいの時に勉強したような気もするのですが……
この書き込みへの返事: