Re: 2ページにまたがる文字のカラー出力

名前: しっぽ愛好家
日時: 2003-01-12 02:23:09
IPアドレス: 210.230.96.*

>>14954 >生成される DVIファイル側から見た場合は、何の問題もないのですが... >DVI側から直すのは極めて簡単なので、そうするのがよいのかな? 現時点では,それが現実的な解決法ではないかと思います. >それから、\special は、本来の(\special を除いた部分の)TeXの組版に影響を及 >ぼさないものであるべきと思っていますが、必ずしもそうではないようで、これは >TeX のかなり基本的部分に関わる不具合なのでしょうか? 不具合というよりも(不便には違いないのですが)仕様だと認識しています. 実際,\special は組版結果に影響を与えない,というのとは逆に The TeXbook にも(日本語訳 p.374 からの引用ですが) ・\special<一般的なテキスト> <釣り合ったテキスト> は展開され,“そのほかの機能”項目の中に 置かれてから,現在のリストに追加される. %%% ((後略)) とあるので,組版処理の側では \special の有無を(大きさは もたないにしても)考慮すべき,ということになるようです. %%% 例えば,fi と f\special{pn 6}i の結果は異なります.ただ,この例は %%% \special の代わりに \write16 を用いても同じ結果になります. %%% また,\special を置くことができない箇所というのも存在します. %%% (e.g. $$\halign{#\cr...\cr}$$ の \halign の直前.ただし,この例も %%% \special に限ったことではありません.) しかし,hyper link の類を用いた版と用いない版を作り分ける, といった場合を考えると,不便であることには違いありません. ここまで \special が広範に用いられるようになるとは 想定していなかったのでしょうか… %%% 一方,\special の有無が組版結果に影響を及ぼさないようにするには, %%% \special に対応する項目をリスト中に置きつつ,他の処理からは見えない %%% ようにすることになりそうですが,これは口で言うほど %%% 簡単ではないように思えます.

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