名前: 大石 日時: 2002-12-31 20:06:47 IPアドレス: 210.153.202.*
Windows環境での補助漢字などの表示について 稲垣さんによる ums.sty と 松田さんの jskanji.sty を比較してみました。 ums.sty の場合, 1. ums.sty + ttf2pk.exe で PK フォントによる表示 2. ums.sty + omegaj 付属 VF + ttfonts.map で WinAPI 表示 3. ums.sty + ttfonts.map + sfd で WinAPI 表示 の3通りで可能とわかりました。 (2,3 の方法は,WinMe で不可でした。) ums.sty 以前から,松田さんの jskanji.sty もあったのですが, ttf2pk との併用と認識していました。 しかし,ums.sty と同様に以下の3通りで可能でした。 1. jskanji.sty + ttf2pk.exe で PK フォントによる表示 2. jskanji.sty + omegaj 付属 VF + ttfonts.map で WinAPI 表示 3. jskanji.sty + ttfonts.map + sfd で WinAPI 表示 必要ならば,ベースラインのずれは, jskanji.sty で定義されている \jskanjishift で調整ができます。 また, FD ファイルで定義されている 0.96 などの数値も (js-ums.sty が存在するのと同様)必要に応じて調整します。 さて,両者を比較したところ,ums.sty は \DeclareFontShape.... といった記述がずらずら続くのに,jskanji.sty で 用いられている FD では,わずか2行なんです。 jskanji.sty の後半 % The following macros are derived from CJK.sty に仕掛けがあるようですが,マクロの詳細は追いかけていません。 ums.sty でも工夫すれば,短く出来るかな?と思いました。 また,jskanji.sty が普及せず,ums.sty が有名になったのは why? ほぼ同様のことが実現できていますが,ぞれぞれの優れている点は? 私の認識では, jskanji.sty は Unicode 以外に 句点コード,16進コードも可能。 ums.sty は GT フォントと共通のコマンド ということで,jskanji.sty の宣伝と ums.sty などの動作報告でした。
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