名前: SHIMA 日時: 2002-12-25 15:44:22 IPアドレス: 61.124.144.*
>>14330 >>それから,サブフォントに詳しくないのですが,適当な参考書またはURLなどが >>あればお教えください > >詳しくないですが、欧文フォントの構造をそのまま使用できる >ように 256 文字づつに分割したものだと思います。 >(NTT-jTeX, CJK パッケージ、 lambdaj など) 私も詳しくはないですが、若干の補足です: 分割した tfm ファイルを元に、DVI ファイルが作成され、従来のようなPKフォント を用意すれば表示や印刷ができる訳ですが、たとえば MS Windows では自由にサイ ズ変更ができる TrueType フォント(MS 明朝など)を表示や印刷に使うのが自然 で、これは分割されていないフォントです。 分割された tfm フォントは、msminxx.tfm (xx は、30, 31,... )などとなりま すが、msmin32(.tfm) の 65番 のコードは、実際にどういう文字に当たるかを示 すコードの対応表が必要で、TrueTypeフォントのコードの方は Unicode を使うこ とができます。そのコードの対応表を書いたファイルは、拡張子が .sfd となっ ています。角藤さんのパッケージでは、texmf\dvipdfm\sfd や texmf\ttf2pk\sfd に入っている Unicode.sfd などがそれです。 dviout では、-ftt: で示されたフォントマップファイルに msmin@Unicode@ "MS 明朝" unicode,japanese とあれば、msminxx(.tfm) のフォントのコードの対応を Unicode.sfd から得て、 TrueType フォント "MS 明朝" を unicode/japanese で使う、ということ を意味します。*.sfd の所在は、dviout では、-TEXSUBF: で指定(デフォルト のままで通常はOK)します。ただし、unicdoe は Windows NT系(2000/XP)でな いとサポートが不十分です。 なお、NTT-jTeX に対しては、dviout は内部にこのような対応表を持っています。 サブフォントは、日本以外の韓国語など(中国語も?)のTeXで使われているようで す。(アスキーのpTeXは、元来の TeX ではなくて改変されたものであり、NTT-jTeX は元来の TeX 上のものです)
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