名前: トノ 日時: 2002-12-23 20:14:46 IPアドレス: 150.35.254.*
>>14255 minipage 環境の t オプションは、環境の上端を周囲の行の上端にあわせる オプションではなく、minipage 環境中の最初の行のベースラインを、 周囲の行のベースラインにあわせるというものです。また、b オプションも、 環境の下端を揃えるのではなく、環境中の最終行のベースラインを 周囲の行のベースラインにあわせるものです。 示しておられる例の場合、minipage 環境の中には \fbox しかないため、 環境中の最上行も、最終行も、この \fbox によって形成される行に なりますので、b オプションでも t オプションでも、出力される位置は 一緒になってしまいます。 解決策としては、minipage 環境または外側の \fbox を \raisebox で 下げる、どれだけ下げるかは出力を定規で測って決める、というのが あります。上級者の方々が椅子から転げ落ちそうな方法ですが、 問題の箇所が少なければ、一番確実で早い方法だったりします。 もう少しスマートにやるなら、まず、minipage 環境の出力位置で 環境の上端が基準になるようにします。そのためには、内側の \fbox による 段落の始まる前に、「何か」が存在するようにすればいい、ただし、 その「何か」が垂直方向に大きさを持っていてはいけない、という ことになります。そこで、内側の \fbox の直前に \vspace{0pt} を いれます。 これで、内側の \fbox の上端が、周囲のベースラインに揃うようになります。 ピックさんの希望としては、周囲の文字の上端と、外側の \fbox の 上辺が揃ってほしいのでしょうから、\settoheight で和文字の高さを 測ったうえで、その分、\raisebox で持ち上げてやればいいのでは ないでしょうか。
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