名前: しっぽ愛好家 日時: 2002-12-09 18:51:28 IPアドレス: 210.230.19.*
>>13768 \@startsection の第 4 引数は次のような意味をもちます. ・第 4 引数の ``絶対値'': 見出しの上部に置かれる空白量 ・第 4 引数の(自然長の)``符号'': 負である場合には, 見出しの直後の最初の段落の先頭の字下げが抑制されます. %%% 正(または 0)の場合には字下げが行われます. というわけで,\@startsection の第 4 引数が -3.5ex \@plus -1ex \@minus -.2ex と 3.5ex \@plus 1ex \@minus .2ex のどちらであっても,見出しの上部の空白量に関しては同じです. %%% \@startsection の定義を調べると, %%% 第 4 引数を代入した \@tempskipa が負の場合には, %%% \@afterindentfalse の設定を行うとともに \@tempskipa の符号を変えています. %%% そして,見出しの上部には(このように符号を調整した後の)\@tempskipa の %%% 大きさの空白を(原則的には)置いています. \@startsection では,このように必要に応じて引数の符号を反転させている ことの注意すると,今回の定義例では,(すでにお気づきのように) \addvspace{-3.5ex \@plus -1ex \@minus -.2ex} の箇所では負の値を用いる必要はなく,単に \addvspace{3.5ex \@plus 1ex \@minus .2ex} とすればよいということがわかります.
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