Re: dvioutとLaTeXのcolor.cfg...

名前: トノ
日時: 2002-11-02 02:06:06
IPアドレス: 202.219.141.*

>>12510 結局のところ、TeX/LaTeX の本体を配布しておられる角藤先生は、 ユーザーがどのような dvi-ware を利用するか予測できない中で 汎用性が比較的高く、配布中にも含まれている dvips 用のオプションを デフォルトとして設定し、dvi-ware である dviout を開発しておられる SHIMA さんは、dviout の機能を最大限引き出せるような設定を 配布中に同梱するという、至極自然な選択をされたのではないでしょうか。 ユーザーの使用形態はそれぞれでしょうから、最終的にどちらを選ぶかは ユーザー自身が決めるしかないでしょう。 引用しておられる web 上のやりとりで取り上げられているソースについて、 逆に質問者が特に意識しないまま dviout が graphicx の デフォルト・オプションになっていて、実際には dvips を使用していた場合、 「エラーなく TeX 処理できているのに、dvips で図が表示されません。 なぜでしょうか」というような質問が出てくるでしょう。結局、 アプリケーションを十分に使いこなすには、自分がどのような コンフィギュレーションで使っているのかは、ユーザー自身が 把握しておく必要があるでしょう。 》 dvioutが意図するように動作する 》 にはやはり古いファイルで上書きした方がいいようです。 》 (一般的にはこういう作業には幾ばくかの躊躇が入ると思います。) 角藤版の設定で dviout が意図するように動作しないかどうか、 どちらのファイルが古いかは別にして、ここでユーザーが躊躇すると いうのは、むしろ都合のいいことのような気がします。「dviout でしか 表示されないような dvi ファイルを気付かずに作成してしまうような ことがあってもいいのか」ということをユーザーが考えるきっかけに なるでしょうから。 ※ Windows 95 以降にパソコンを始めた人は、自分の環境で開くことの できるファイルは、誰でも読み書きできるものだと思いこんでいる人が 多いようで、勤め先では、そこで標準とされている環境では インストールされていないアプリケーションで作成した ファイルの添付された電子メールを受信して、非常に苛立たしい 思いをさせられることがちょくちょくあります。

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