名前: SHIMA 日時: 2002-10-16 12:54:17 IPアドレス: 218.217.5.*
>>11980 > propw によって、jfmファイルを作るときに細かい指定ができる、というわけですね。 > 参考になりました。 もともとは、プロポーショナルな和文TrueType用、あるいは様々な詰め組の和文フォン ト用の jfm ファイルを作成するために作ったものです。たとえば propw -o=mspmin.tfm "-fm=JIS P KANJI" "#ＭＳ Ｐ明朝" とすると、ＭＳ Ｐ明朝（プロポーショナル）フォントで組み版をするときの字の幅 （平仮名や記号では漢字と異なる）を読みとって、その幅でTeXで組み版を行う為の jfm ファイル mspmin.tfm を作成します。これを使うと、MS WordでＭＳ Ｐ明朝を 使って書いたものと近いものがTeXで作成されます（jis.tfm では、ＭＳ 明朝に近く なります。ただ、約物 --- たとえば、括弧など --- で異なります）。 プロポーショナルフォントは和文のフォント毎に字幅（ここでは、組み版をしたときの 字幅のこと）が違いますので、それに応じてjfm ファイルが必要です。ＭＳ Ｐゴシック から同様にして作った mspgoth.tfm とは全く異なります。 それに対して、jis.tfm と jisg.tfm とは同一で、min10.tfm と goth10.tfm とも本質 的に（名前の違いを除いて）同一です。 プロポーショナルでない（jis.tfm に準じた）和文フォントの jfm ファイルの作成より 簡単なので、propw でも作れるという訳です。長体や平体用の jfm ファイルも簡単に できます。
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