名前: SHIMA 日時: 2002-09-21 22:08:45 IPアドレス: 61.210.38.*
角藤さんのまとめられているMS Windows用のTeXでは、source specialがサポー トされており、dvioutを使った場合は、preview画面とエディターで編集中の TeXのソースとの間で、相互ジャンプが出来ますので、利用されている方が多い と思います。 そのための位置情報は、TeXのソースの行を基準としますが、精度はパラグラフ 単位程度なので、相互ジャンプの精度も、その程度になります。具体的には、 例えば >dviout foo "# 235 fo1.tex" とすると、 foo.dvi を dviout で表示して、そのソース(の一つ)の fo1.tex の 235行目を示せ、ということを意味します。fo1.tex の方はファイル名のみで フルパス名ではありません。また、ソースファイルが複数に分割されていない場 合は、fo1.tex は * としてもかまいません。DDEを使ってより高速に実現するこ ともできます。 逆方向のジャンプもできますので、原稿を作成中に、この相互ジャンプ機能を使 うと便利です。 最新テスト版では、さらに 235行目のある文字列へのジャンプ、という指定が可 能になりました。たとえば >dviout foo "# 235/This book fo1.tex" とすると、235行目の文字列 "This book" へのジャンプを意味し、dvioutは、そ れが含まれているページを表示し、対応する "This book" が見つかれば、それを デフォルトでは赤色で示し(同じパラグラフ内に複数の "This book" があれば、 それと間違うこともあります)、見つからなければソースファイルの235行目付近 に対応するpreview画面上の位置をカーソルで示します。 これは、今までの source special のみによる方法より精度が高く、エディタの マクロを使って、ソースの「単語」から、プレビュー画面上のその「単語」への ジャンプ(or サーチ)、という感覚で使えると思います。現在の所、プレビュー 画面からエディターのソースへのジャンプは従来通りです。
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