名前: 北見 けん 日時: 2002-08-21 10:09:03 IPアドレス: 211.128.71.*
>>10316 私も気になったので少し調べてみました。 かなり根の深い問題のようです。 TeXソース中のグルーピング情報は、TeXの動作を制御するものであって、 できあがったDVIファイル中には、グルーピング情報は書き込まれません。 しかし、色づけはグルーピングに追随したほうが使いやすい。 このあたりをうまくやるのに、colorパッケージはいろいろ工夫しているようです。 一方、段落型の環境が続いた場合に、環境の間にページ分割用のペナルティーを挿入しま すが、このとき\lastskipの値を読み取って、挿入位置が調節されるようになっています。 ところが、ここに\specialがあると、\lastskipの値が読み取れません。 （というとあまり正確ではないですね。以下でお試しください。 \vskip5pt\showthe\lastskip \vskip5pt\special{}\showthe\lastskip ） いろいろ回避策を検討しましたが、今のところ、グルーピングするのが 簡単だと思います。 段落内でグルーピングを閉じてしまえば、\special{color pop}は段落内に収まって、 垂直リストに影響を及ぼさなくなるわけです。 根本的には、 色づけグルーピングの実装方法から見直す必要があるように思えます。 蛇足ですが、そもそもTeXの作る垂直リストからして違っているので、 DVIウェアの責任ではないようですね。
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