Vine Linux 4.2 のインストール

インストール

Vine Linux 4.2 のisoイメージをCD-Rに焼いてインストール

更新

apt-get update
apt-get upgrade

テキストログインへの変更

何も考えずにインストールするとX Window System(gdm)によるログインになる。 サーバでXを起動させたくないときは,次のようにする。

まず /etc/inittab で id:5:initdefault: となっているところを id:3:initdefault: に変更。 これでリブート(/sbin/shutdown -r now)してもいいが,init 3 と打ち込むだけでもいい。

UTF-8への変更

.bashrc の最後に次のように付け加える。

export LANG=ja_JP.UTF8
export LANGUAGE=ja_JP.UTF8
export LC_ALL=ja_JP.UTF8
export JLESSCHARSET=utf-8
export PAGER='lv -Ou8'

これで一応大丈夫みたい。ただし man コマンドの代わりに jman を使う。

Emacs(Mac OS Xのターミナルから使っている)が化ける。色も見にくい。そこで,.emacs.el を修正。

(load "~/.emacs-faces.el")

はコメントアウト。

(add-hook 'dired-mode-hook  '(lambda ()(setenv "LANG" "C")))

(add-hook 'dired-mode-hook  '(lambda ()(setenv "LC_ALL" "C")))

に変える。「ステータスラインに時間を表示する」という部分は (display-time) も含めてコメントアウト。 あと,.emacs.my.el に次のように書き込む。

(if window-system (menu-bar-mode 1) (menu-bar-mode -1))
(blink-cursor-mode nil) ; これは好みによる
(require 'un-define)
(set-default-coding-systems 'utf-8)
(set-buffer-file-coding-system 'utf-8-unix)
(set-terminal-coding-system 'utf-8)
(set-keyboard-coding-system 'utf-8)

さらにこの後にさきほど .emacs.el でコメントアウトした「ステータスラインに時間を表示する」から (display-time) までをコピーし,ISO-2022-JP で保存。これで化けなくなった。


以下は Vine Linux 3.2 時代に書いたこと。要改訂。

カーネルについては次のように番号を指定してインストールしなければならないこともある。

apt-get install kernel#2.4.31-0vl1.10

現在のカーネルのバージョンを調べるには

uname -a

とする。インストールされているカーネルの一覧を調べるには

rpm -q kernel

とする。

現在のものより新しいカーネルがインストールされた場合は,以下の作業を行う(Vine のドキュメントの カーネルパッケージのアップグレード もよく読もう)。

まずSCSIやSATAの場合はinitrdを作る。

mkinitrd /boot/initrd-2.4.31-0vl1.10.img 2.4.31-0vl1.10

次に,/etc/lilo.conf の後半部分を編集する。具体的には,仮に

image=/boot/vmlinuz-2.4.31-0vl1.8
       label=linux
       read-only
       root=/dev/hda2
       append=" resume2=swap:/dev/hdd2"

となっていたら,これ全体を複製して,下のほうのlabel=linuxを例えばlabel=oldに変更し,上のほうの番号の部分を新しい番号に直す。つまり,例えば

image=/boot/vmlinuz-2.4.31-0vl1.10
       label=linux
       read-only
       root=/dev/hda2
       append=" resume2=swap:/dev/hdd2"
image=/boot/vmlinuz-2.4.31-0vl1.8
       label=old
       read-only
       root=/dev/hda2
       append=" resume2=swap:/dev/hdd2"

のようにする。次に,

/sbin/lilo

と打ち込む。これで再起動する(shutdown -r now)。うまくいったら

apt-get install kernel-headers

もやっておく。次はしてもしなくてもよい。

apt-get install kernel-doc kernel-source

3.1からのアップグレード

CD-Rを使わなくても /etc/apt/sources.list の 3.1 という箇所を 3.2 に直して次を実行してもよい。

apt-get update
apt-get dist-upgrade

さらに apt-get upgrade するとカーネルも新しくなる。/etc/lilo.conf を適宜編集して

/sbin/lilo
shutdown -r now

再起動して完全に新しくなる。


Last-modified: 2008-02-15 (金) 12:47:36 (5141d)