* PHP [#nbe2e7d5]

- 2007-03-01 に PHP 4.4.6 が出ています。
- 2007-02-14 に PHP 5.2.1 が出ています。
// - PHP 5.2.0 が出ました(が何か非互換な動作をするので 5.1.6 に戻してしまいました)。
- PHP 5.2.0 が出ました(が何か非互換な動作をするので 5.1.6 に戻してしまいました)。
// - PHP 5.0.5 の時点で [[大きなバグフィックス:http://bugs.php.net/bug.php?id=33257]]
// がされたので,動かなくなるソフトが出ています。
// PukiWiki も動かなくなったのですが,新しい1.4.6は大丈夫です。
// PHP 5.0.5 では Moodle はまともに動かないようですので,より新しいものか,あるいは 4.x を使ってください。

** 入手 [#bcd0d0ab]

[[www.php.net:http://www.php.net/]]
または日本のミラー
[[jp.php.net:http://jp.php.net/]],
[[jp2.php.net:http://jp2.php.net/]]
から PHP4 または PHP5 を入手し,展開します。

[[Ring Server:http://www.t.ring.gr.jp/]]
[[Ring Server:http://www.dnsbalance.ring.gr.jp/]]
でも
[[ミラーしています:http://www.dnsbalance.ring.gr.jp/pub/net/www/php/distributions/]]。

** インストール [#z3753832]

[[Apache 1:http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/networking/apache.html]]
または [[Apache 2]]
のインストールを済ませておいてください。

PHP 5.x の場合は [[libxml2:http://xmlsoft.org/]]
もインストールしておきます(あるいは XML 関係のオプションを切る必要があります)。

-[[Libxml2 Multiple Buffer Overflows:http://secunia.com/advisories/13000/]]
にご注意。2004-10-30 (土) 15:46:38

Vine Linux 3.2 では次のパッケージを apt-get install しておきます。
flex
libxml-devel
libxml2-devel
zlib-devel
libjpeg-devel
libpng-devel

PostgreSQL が /usr/local/pgsql
に入っている場合は次のように configure に --with-pgsql
も付けます。この場合は /etc/ld.so.conf
に /usr/local/pgsql/lib
と書いておき /sbin/ldconfig を実行しておかなければなりません。

 cd php-4.4.6
 ./configure --with-apxs=/usr/local/apache/bin/apxs \
             --with-pgsql --without-mysql

Apache 2 の場合は --with-apxs2=/usr/local/apache2/bin/apxs
のようにします。

PHP 5.x の場合は,標準で含まれている [[SQLite:http://www.sqlite.org/]]
を使うなら,データベース関係のオプションは不要です。
PHP 5.0.x には SQLite 2.8.14 が標準で含まれていますが,PostgreSQL
や MySQL も使うなら --with-pgsql --with-mysql を加えます。
http://dev.mysql.com/ にある MySQL-{client,devel,server}-番号.i386.rpm
のうち必要なものをインストールしておきます(devel は必須)。
MySQLをソースからコンパイルしたなら --with-mysql=/usr/local/mysql のように場所を指定します。
PostgreSQLを使うなら apt-get install postgresql-devel しておきます。
MySQL 4.1.3以降の拡張を使うなら --with-mysqli=/usr/bin/mysql_config も追加します。

 cd php-5.2.1
 CFLAGS="-O2" ./configure \
   --with-apxs2=/usr/local/apache2/bin/apxs \
   --enable-mbstring --with-gettext \
   --with-mysql --with-pgsql \
   --with-zlib --with-gd \
   --with-jpeg-dir=/usr/lib --with-png-dir=/usr/lib

マルチバイト文字対応 --enable-mbstring などのオプションを付けています。
~--with-zlib --with-gd は [[Moodle:http://moodle.org/]] が使います。
ほかに LDAP を使うなら --with-ldap も付けます(apt-get install openldap-devel が必要)。

 make
 make install
 cp php.ini-recommended /usr/local/lib/php.ini

これで /usr/local/apache/libexec/libphp4.so
あるいは /usr/local/apache2/module/libphp5.so
という Shared Object ができます。
ほかに /usr/local/lib/php/ の下にたくさんのファイルが入ります。
さらに 4.3.x では /usr/local/include/php/ にヘッダファイルが入り,/usr/local/bin/
には php,pear,phpize,phpextdist,php-config が入ります。
また,/usr/local/apache/conf/httpd.conf は若干書き換えられます(古いものは httpd.conf.bak
として残ります)。

/usr/local/lib/php.ini は適宜編集します(後述)。

これでいったん Apache を /usr/local/apache/bin/apachectl stop
で止めてから /usr/local/apache/bin/apachectl start
します。

もしうまくいかないなら,httpd.conf の LoadModule
php4_module(または php5_module)で始まる行をコメントアウトすれば元に戻ります:

** php.ini の設定 [#s1ae326b]

以下の設定は /usr/local/lib/php.ini で行います。

デフォルトではセッション情報は /tmp に入ります:

 session.save_path = /tmp

これではセキュリティ的にまずいので,目立ちにくい場所に変更し,そのディレクトリの所有者を www,パーミッションを 700 にしておきます。

PHP 4.2 からは register_globals = Off がデフォルトになりました。
これでは動かない古いソフトがある場合は On にしておきます。
もうそろそろどのソフトも On で大丈夫でしょう。

公開サーバでは display_errors = Off が推奨です。
ただし,学生の勉強用にはエラーや警告を表示させたほうがいいので,On にします。
ついでに error_prepend_string,error_append_string
を設定しておけばエラーを赤で表示するといったことができます。

PHP のサイトからドキュメントをダウンロードして自サーバに展開してその位置を docref_root に設定し,docref_ext もコメントでなくしておくと便利です。

memory_limit = 8M がデフォルトですが,Moodle を使うには16M以上が推奨のようです。

セーフモードを設定できればより安心なのですが,現実問題としてセーフモードでは動かないソフトがあります(例:Moodle)。
少なくとも /etc/passwd が丸見えにならないように
 open_basedir = "/usr/local:/home"
などとしておけばいいでしょう。
ついでに Moodle のために

 session.bug_compat_warn = 0

としておきます。

あとはマルチバイト文字列関係です(一例)。

 mbstring.language = Japanese
 mbstring.internal_encoding = EUC-JP
 mbstring.http_output = EUC-JP

セキュリティを向上させる設定:

 session.use_only_cookie = 1
 session.hash_function = 1

** グラフィックを使うには [#v61e7eed]

(以下は最近確認していません。)

PHP で gd ライブラリによるグラフィック機能を使いたければ,./configure
の際に --with-gd --with-jpeg-dir=shared --with-zlib-dir=shared を付けます。
libjpeg がなければ
[[ftp://ftp.uu.net/graphics/jpeg/jpegsrc.v6b.tar.gz]]
を展開したディレクトリで ./configure --enable-shared,make,make install してください。
libpng がなければ [[libpng:http://www.libpng.org/pub/png/libpng.html]]
のサイトから取ってきて scripts
ディレクトリの中の適当な makefile
のリンクをソースディレクトリのトップに makefile
という名前で作って make,make install します。

ちょっとやってみましたが,アロケートできる色の数は256色が限度のようで,大きい絵を作るとたいへん遅くなります。

** リンク [#ge59023a]

-[[日本PHPユーザー会:http://www.php.gr.jp]]
-[[komuraさん:http://www.asahi-net.or.jp/~wv7y-kmr/]] の [[メモ:http://www.asahi-net.or.jp/~wv7y-kmr/memo.html]]