1から10までの数を並べてみましょう。文字列中に `文字列 ${数式} 文字列`
のようにして数式の値を出力する template literals という方法を使っています。
<p id="out1"></p> <script> let s1 = ""; for (let i = 1; i <= 10; i++) { s1 += `${i}<br>`; } document.getElementById("out1").innerHTML = s1; </script>
1から10までの数を並べ,偶数か奇数かも出力します。
<p id="out2"></p> <script> let s2 = ""; for (let i = 1; i <= 10; i++) { if (i % 2 == 0) { s2 += `${i} は偶数<br>`; } else { s2 += `${i} は奇数<br>`; } } document.getElementById("out2").innerHTML = s2; </script>
i % 2
は i
を2で割った余りです。等しいことの判断は ==
です。ここでは使っていませんが,等しくないことの判断は !=
です。
細かいことになりますが,JavaScriptには,より厳密に等しい・等しくないを判断する ===
,!==
があります。例えば 0 == ""
も 0 == "0"
も真ですが,===
を使えば偽になります。文字列と数値を区別するときは ===
を使いましょう。
1から10までの数を並べ,偶数か奇数かも出力します。
<p id="out3"></p> <script> let s3 = ""; for (let i = 1; i <= 10; i++) { if (i % 2 == 0) { s3 += `${i} は偶数<br>`; } else if (i % 3 == 0) { s3 += `${i} は3の倍数<br>`; } else { s3 += `${i} はどちらでもない<br>`; } } document.getElementById("out3").innerHTML = s3; </script>
1から100までの数を並べてください。ただし3の倍数なら数の代わりにFizz,5の倍数なら数の代わりにBuzz,両方の倍数なら数の代わりにFizzBuzzと出力してください。
1
2
Fizz
4
Buzz
Fizz
……
14
FizzBuzz
16
……
JavaScript で「等しい」は ==
,「等しくない」は !=
です。これら以外に,「型も含めて等しい」という意味の ===
とその否定 !==
があります。例えば数値と文字列を比較する場合,3 == "3"
ですが 3 === "3"
ではありません。単純な数値どうしの比較ならどちらを使ってもかまいません。速さもほぼ互角です。