水木金,丸一日立ってしゃべりっぱなしの集中講義。 今日は成績付け。
Lessig-FreeCulture-040524-small-prvw.mp4 を見た。
検索エンジンを自社製に取り替えた Yahoo! JAPAN の検索精度を再び調べるため「奥村晴彦」を検索。 「本物」は6番目に。 Google ならトップに出るのに。
県立図書館 のサーバが乗っ取られていたらしい。 TVで映っていたのはUltra 10らしきもの。
今野浩「ソフトウェア特許論 後編」(日経バイト8月号)を読む。
HP ProLiant ML110 には昨日とりあえず Vine 2.96 を入れてみるが,3.0RC1(2.98)がもう出ていた。 今月中に3.0正式版が出そうなので,出たら入れ替えよう。
午後7時から亀山という1時間に1本しか電車がないところで会議。
名商大 でIQ入試TM,共立女子大 でEQIQ入試だそうだ。
[2004-07-28追記] IQ入試は商標出願中(商願2004−39429)。
HP ProLiant ML110,ベース価格39,900円にメモリ・HDD増設して約6万円でゲット。 バックアップサーバにする予定。
昨日書き忘れたが,Apache 2 に WebDAV 機能を追加(作業メモ: Apache 2)。 Mac OS X から mod_encoding なしで快適に使える。 Digest 認証が使えるので FTP より安心。
URWフォントのバグ 作成。
comp.text.tex にも Arnold Schwarzenegger Commits Suicide という題の記事がいくつか。 もちろんウイルス[正確にはトロイの木馬]であるが,騙されて開く人も多いであろう。 Virus purporting bin Laden suicide hits Web というのもあるらしい。
昨日の理数系の専修免許推進の話,/.J の 理数系教員は修士以上に、との提言 の議論では否定的な意見が多い。 確かに学問以前の問題にエネルギーのほとんどを費やさなければならない学校が多いし,修士修了が必ずしも学部卒より優秀とも限らないだろうが,少なくとももうちょっと適材適所を考えてあげないと,教える側も教えられる側もかわいそう。
住基ネット: 1字違いの入力ミスで別人を死亡扱い 熊本市。 ミスリーディングなタイトルと内容だが,よく読めば,住基ネットではない既存の住民基本台帳システムの入力ミスのようだ。 この情報が住基ネットにも反映されるという意味でしか住基ネットとの関係はないはず。 このあたり,マスコミもほとんど理解していないのかもしれないが,住民基本台帳の電算化は住基ネットとは無関係にとっくの昔に行われている。 昔から市役所の出張所に行けば住民票の写しが簡単に発行してもらえたことを思い起こせば理解できるだろう。
個人情報漏れは洋の東西を問わずすさまじい: Identity theft case could be largest so far (CNN.com 2004-07-21)。 漏れたデータは 8.2GB。
理科・数学の先生、修士以上…文科省審議会が提言 (2004-07-17 読売)。 情報科はどうなるんだろう。 文科省 や 人材委員会 のページには情報なし。 なお,毎日新聞の報道 学術審議会: 修士号取得者を理数教員に 人材委が提言 は少し印象が違う。
eラーニングインタビュー: 学校の情報セキュリティは危険がいっぱい GSX社・山崎副社長 (2004-07-24 毎日): 「原則論で言えば、個人情報は常に学校のサーバーに置くべきです。作業するときはサーバーからパソコンに落として、作業が終わったら再びサーバーにアップして、パソコンからは情報を消す、というのが基本です。」 私は学校の相談室を訪問した生徒の記録をサーバにアップすべきかと聞かれて,絶対やめたほうがいいと答えた。 管理者の腕がよほどでない限り,従来通り紙のノートで管理するほうがましだ。 また,パソコンから消したつもりでも簡単に復元できる。 さらに,パソコン盗難に備えて,暗号化ファイルシステムを設定しておくべきだ。 Windows なら文書用フォルダと TEMP を暗号化,Mac OS X なら FileVault を設定すればよい。
Hard Lock という製品があるようだ。 専用ハブの影に隠れたサーバが USB キーを差すと見えるようになるらしい。 ただ,少なくともネット上には詳しい仕組みの説明がなく,security through obscurity なのかもしれないことが心配。
リンクに許可…… に書くほどのことでもないが,文科省の 校内ネットワーク活用ガイドブック におもしろい(呆れた)記述を見つけた:
ホームページのリンクについてはホームページの性格が万人に公開を前提としているものであり、ホームページのリンクには著作権がないものと考える、とするのが一般的である。しかし、リンク集などには作成者がいるわけで、作成したリンク集に著作権があるとする主張もある。従って、リンクを張る際には、該当ホームページの作成者に許諾を得ることを原則とすることが望ましい。許諾の際には「リンクに際し回答がない場合は許諾されたものと見なします」といったことをよく電子メールで行うが、この場合もきちんと作成者から回答があったもののみにリンクを張るといった習慣を徹底しておく必要がある。いざトラブルとなった際には、書面できちんと許諾がなされていたかどうかが焦点となるからである。
[2004-08-13追記] 高木さんの日記 垣間見える文部科学省関係者の著作権意識程度 でも取り上げていただいた。
matsuda さんがさらに JPEG 関連の続報を知らせてくださった。 DataCompression.info の Forgent Counter Attack という題の News (2004-07-18) 。 ここにあった新たなリンクを JPEG特許問題 に追記。 もう一つ, Los Angeles Times の 2004-07-07 の Lawsuit Seeks to Nullify JPEG Patent へのリンクがあったが,登録が必要ということで,個人情報をいろいろ入れさせられた挙げ句,「ありません」。 サイト内で検索してみると,古い記事は URL が変わって有料になるようだ。 今なら1ドル! でも他の記事でだいたい内容がわかったので買わないでおく。
もう一つ,うざい特許のニュース: 自動ソフトウェアアップデートに特許。MSとApple提訴される (Microsoft, Apple Sued Over Software Update Patent)。
JPEG patent holders sued over validity (Thanks: matsudaさん)
UNIX やセキュリティにも詳しい若くて優秀な computer scientist の Windows 2000 ノートが,ちゃんと Windows Update しているのに,ウイルスに感染。 ウイルス対策ソフトは入れていなかった。 PHS 接続では DNS も引けないくらいの不審なトラフィック。 キーロガーのログも見つかった。 閉じたネットワークにつないで tcpdump してみると,ポートスキャンしているらしい。 AntiVir Personal Edition で調べると,いろいろ出てくる。 キーロガーは取れたようだが,ポートスキャンは止まらない。
[2004-07-24追記] その後,McAfee のを買って試したが変わりはない。 結局,手動で駆除。 なお,メールは VMware 上の FreeBSD 上の Mew で読んでいたとのことなので,メールから入ってきたのではない。 いったいどこから入ったのか謎。
私大教員の8割が雇用保険未加入 強制視野に厚労省指導。 私はどうなっていたのであろうか。
それで思い出した。 先々週,社会保険事務所から国民年金の手続き用紙みたいなのが届く。 大学に聞いても,よくわからないという。 社会保険事務所に聞いたら,勤めているなら手続きは不要なので捨ててくれとのこと。 何かいいかげんで心配。
怪談: PC World sells "new" hard drive with personal data on / Western Digital says Dixons drive clean when it shipped / Man's personal data still on "new" hard drive
Kerry も Bush も PowerBook ユーザのようだ。
無償のWebアクセシビリティ評価ツール aDesigner (Windows 版しかないが)。 Safari でダウンロードしようとするが,JavaScript の互換性のためか,Accept License から先に進めない。 IBM も自サイトのアクセシビリティを評価すべき。
恥ずかしながら先月 Adobe-Japan1-6 が出ていたことを始めて知った。 美文書サポートページ に追記。
A (La)TeX encyclopaedia にある The (La)TeX project: A case study of open-source software を読もうかどうか考え中。
Knuth の2003年の Recent News の Crisis in Scientific Publishing と題するセクションからリンクされている PDF を印刷してざっと読んだ。 arXiv や PLoS など,よく知っていることもあれば,初めて知ることもあった。 総じて非常に有益。
Bagle はベーグルのはずだがバグルという表記も多いのは「バグる」に引きずられてか。
昨日は PHP 5.0.0,今日は Apache 2.0.50,GCC 3.4.1 をインストール。
何となく大学のネットが重いぞ。 みんな Windows Update をやっているのだろう。
13:00-19:30 休憩なしの会議。
10日に本やタウンで注文した本を生協で受け取るが,読む暇なし。
Prasenjit Saha の Principles of Data Analysis は Cappella Archive から出版されているが PDF でダウンロードもできる。 もちろん TeX で,主にPalladio(Palatino)とEulerが使われている。 著者のページ An experiment in micropublishing には,いろいろおもしろいことが書かれている:
デジタルID革命,なかなかおもしろい。
本やタウン で『著作権の法と経済学』など2冊注文。 届くのはちょっと遅いが,生協で受け取れる(校費で落とせる)。
KEK が高校生を対象とした新素粒子発見プログラム B-Lab を立ち上げる。 Windows 2000/XP と書いてあるが,ツールは ROOT なので,Linux や Mac OS X 等で使うほうが楽かも。 このデータを使って論文を勝手に書かれないように,しばりがある。
教育学部のホームページ がかっこよくなる(私は関係していない)。 情報教育課程 のほうは旧版を私がハックしたもの。
O'Reilly の Network Security Hacks を注文。
朝日新聞夕刊の社会面に「ケータイは講義の味方」と題して明治大学の先生がケータイをresponse analyzerとして使っておられるという写真入りの記事。 これって私と共同研究者が以前やったことと同じかも。
毎日が住基カード連発:
今年3月末時点で250,819枚,普及率0.198%。
Joi Ito: Why free for commercial use? ―― 伊藤穰一氏のブログ は Lessig Blog 同様 Creative Commons 帰属 2.0 ライセンスである。 その理由が説明してある。
WWDC 2004,流石。
住民票コードの最後の桁はチェックディジットだそうだ。 この桁を除いて右から順に重み 2 3 4 5 6 7 2 3 4 5 を掛けて加え,11 で割った余りを 11 から引く。 結果が 10 または 11 なら 0 とする。 住民基本台帳法施行規則 に「一けたの検査数字(住民票コードを電子計算機に入力するときの誤りを検出することを目的として、総務大臣が定める算式により算出される数字をいう。)」とある。 /.J に計算方法が載っているが,その根拠「平成14年総務省告示第436号」はリンク切れになっている。 ここ によれば2002年7月25日の総務省告示「住民基本台帳法施行規則第1条第2号の規定に基づき、同号の総務大臣が定める算式を定める件」らしい(有料なので見ていない)。 私の家族4人について計算したところ,確かに合っている。
辰己さんの主宰されている 高校の「情報科」の教員養成に関するメーリングリスト に入る。
Last modified: 2004-08-13 17:12:57