大学設置基準によれば,通学制の大学でも卒業要件の124単位中60単位までメディア授業でも可。 しかも,設問回答,添削指導,質疑応答等による指導ができ,学生の意見の交換の機会が確保されていれば,好きな時間に勉強できるような非同期の形態でもかまわない。
e-Learningというと主に遠隔講義が思い浮かぶが,対面講義でも Course Management System,Learning Management System,Virtual Learning Environment などと呼ばれるツールをうまく用いると双方向性が高められる。 CMSはCourse Management SystemのほかContent Management Systemの略でもあるので注意。 以下では主なツールを紹介する。
WebCT のadminをしていて飽き足りなかった人が一から書き上げたGPLなCMS。
Linuxへのインストールについては LinuxWiki:Moodle を参照。
英国 The Open University(OU)がMoodleをVLE(Virtual Learning Environment)として採用。
Moodleの作者Martin Dougiamas(マーティン・ドゥーギアマス)の講演ビデオ
Moodleプロジェクトへの協力研究機関は(Sakaiプロジェクトとともに)Andrew W. Mellon財団からの資金協力の対象になった(2006)。
Moodle研究会(仮)
2005年にWebCTは↓のBlackboardに吸収合併されてしまった。
三重大学では工学部情報工学科で導入
三重大学では総合情報処理センターで導入
電子ポートフォリオ。 e-Portfolio,ePortfolio などと綴られる。
Open Source Portfolio Initiative (OSPI,オスピー) と呼ばれていたプロジェクトは今は Sakai の一部の Open Source Portfolio となっている。
Moodleでは Elgg というe-PortfolioというよりはSNSに近いシステムと連携するモジュールや, SPDC Portfolio というモジュールなどが知られている。 Moodle サイトの Modules and plugins の中から portfolio で検索する。
これからMoodleと組み合わせて使う有望株としては,ニュージーランドで開発されたePortfolioシステム Mahara や,英国 The Open University で開発された MyStuff (URLは http://conclave.open.ac.uk/Mystuff-info に変更予定) がある。