Re: LinuxとWindowsで異なるPSとなる

名前: ZR
日時: 2008-02-14 15:29:03
IPアドレス: 122.21.242.*

>>50953 >しかしやはり壊れていますか。 別の可能性として、フォントは正常だが、「あまり一般的でない特徴」をもって いると、フォントを扱うソフトウェアの不具合を誘発するということが考えられ、 今回はどうもこちらのようです。 ・dvipdfmx について dvipdfmx は「seac 演算子」を用いたフォントの扱いで時々失敗します。FontForge で「グリフ参照」の機能を用いると seac のある Type1 フォントが生成される可能 性があります。そこで一時的に(保存せずに)グリフ参照を全部展開した状態で フォント生成を実行させると、dvipdfmx は正常に動作しました。 ・ps2pk について ビットマップに変換された場合にメトリックが異常になるのは、変換するプログラム ps2pk の出力する PK が異常だからです。どうも、幅が負であるグリフ(位置 229)の 扱いで失敗しているようです。取りあえず、229 のグリフの幅を 0 にすると dvips は正常に動作しました。従って、負の幅を使わずに済ますことができれば、この 不具合は回避できると思われます。 (参考) \sfcode についての補足 \sfcode および space factor の仕様はかなり複雑ですが、肝要な点は、「\sfcode が 2000 以上の文字の直後の空白の幅には PL の "EXTRASPACE" で指定した幅が 加算される」ということです。仕様の詳細については、例えば TeX by Topic の "Spacing" の章(Chapter 20)を参照してください。

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