Re: Emacs から旧仮名・旧字、TeX 変換を行う

名前: 安田
日時: 2005-08-02 21:01:29
IPアドレス: 218.225.247.*

>>37189 栗山さん、おばんです。 ご指摘ありがとうございます。 本質的な部分に関しての指摘だと思います。 >「改札ががみがみと怒鳴り立てた」 > のように前後の助詞と重なってしまう場合は難しいですね。 繰返し部の判断を語の境界を超えて適用するか、しないか、 このへんの仕様は悩むところでした。 明確な指針があればよいのですが、「くりかえし符号の使い方 [おどり字法](案)」(1946年)によると「同一の語の中で用いる ことを原則とする」となっており、この基準でいけば確かに 「改札ががみがみと怒鳴り立てた」は 「改札ががみ\ajDKunoji{}と怒鳴り立てた」とすべきです。 が、谷崎潤一郎の作品など「捨てて」を「捨てゝ」と語を越えて 適用していたりもしていて、現実的には一貫性がないようです。 私のプログラムでは後者仕様で、語を超えて一つ点の変換をやる ようにしています。 (「改札がゞみ\ajDKunoji{}と怒鳴り立てた。」になります) しかしながら、やっぱり普通前者だよね、というのが正則である なら、茶筌で形態素解析を行った結果で 「改札-が-がみがみ-と-怒鳴り-立て-た」となって、はじめの 「が」が助詞で語が別だと判断できますので、 プログラムの修正は簡単に可能です。 どっちがよいんでしょうか。 > つきませんでした。TeX 変換は試してみたのですが、CID > フォントは私のブラウザ(mozilla-1.7.8です)では出力 > できないので、本格的に処理するには Emacs で行う方が すみません。\CID 変換機能についてあいまいな書き方を してしまったかもしれません。 CID フォントでブラウザが表示するように指示をするのでは なく、異体字を単に \CID{12345} 形式で OTF パッケージで 処理できる形に変換するだけです。これは Emacs から使う 場合も同じです。 このへんの仕様は TeX ユーザ向けに特化しています。 いろいろお試しいただき恐縮です。 上記のようなご指摘は、私自身のひとりよがりな仕様を ありありと認識させてくれます。 もし不明点等あれば、直接私宛にメールでお問い合わせ くださっても結構です。 ご自愛ください。

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