Re: gs 7.00 + ヒラギノ角ゴ

名前: SHIMA
日時: 2001-07-11 10:19:56
IPアドレス: 61.121.19.*

> なお,古いmin10.vfやgoth10.vfのままdvipskを通すと「ト」の >字が左にずれてしまうのは, > > http://homepage2.nifty.com/nabesin/tiger.gif > >でわかると思います。(いずれもPS→PDF化したもの。真ん中が古 >いVFファイルを使った組版です。文面に意味はありません。)また, >『pLaTeX for Windows Another Manual vol.1 Basik Kit 1999』の >目次を開いて「インストール」という文字列を確認すれば,一目瞭 >然です。 情報ありがとうございます。確かにずれていますね。 前に述べましたように、たとえば、Win32APIでWindowsのTrueTypeフォント の文字の画像データを得る場合、BoundingBox(周りの空白を切りつめた字 母部分)で切った中の画像データと、それを文字のマスのどの部分に配置す るかどうかの情報とを得て、実際に画像データを配置します。 多くのDVIware(dviout, dvipsk etc.)は、和文フォントの文字を配置す る際、OSなどから得た文字幅(両側の文字との間隔で BoundingBoxの幅で ない)と vf や tfm に書かれた幅とが食い違っていた場合、約物を除く通 常の文字では、幅の中央が揃うように配置します(空きや詰めをその文字の 前後で均等に割り振って、DVIに合った文字幅にする)。 「インストール」を見れば分かりますように「ト」の左は空白が広く見えま す。この場合、「ト」の画像データは、左の空白を削って得られ、それを左 に空白をより空けて配置するように(「ス」などと比べて)、という情報を 合わせて得て、正しく配置されます(DVIwareがやっていること。但し、イ ンプレスのWinTeXなどでは、文字の画像データを通常は扱わず直接WinAPIに 表示させていますので、この部分はOSが処理します。dvioutの patch2 の モードがこれにあたります cf. DVIwareとしてのdviout)。 字母のBoundingBoxの幅を見て(実体のフォントから得られるの字母の配置 情報を無視して)、jfmにおける文字幅との違いを上の均等割りで調整すると 「ト」が左による、という現象が生じます。これは明らかに間違っています が、古い vf にはこのようなバグ(実体のフォントの文字幅を見なくて BoundingBoxの幅で調整していた?)があったのでしょうか?(dvipsk は 文字幅を見ていたはず?) 実体の和文フォントから得られる文字の幅とTeXでDVIを作成する文字の幅と は(プロポーショナル和文フォントを用いない限り)「ト」も「国」も同じ なので(ヒラギノ角ゴもそうですよね?)、このようなエラーが vf に入り 込む余地はないはずなのですが...

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