Re: gs 7.00 + 角ゴシック

名前: uchiyama
日時: 2001-07-10 17:30:59
IPアドレス: 193.12.179.*

約物以外について言えば, min10, goth10 や jis は等幅ですから, フォント毎に virtual font を作成する必要はありません. min10 や goth10 は, 実体のないフォントであるにも関わらず, かなの幅が 全角幅に満たないものがあるため, 実際に印字に使う等幅でデザインされている フォントとは, 「見た目は, およそ大丈夫だけれど, 変なところがでる可能性は 残る」と思っておかれるとよいでしょう. jis のメトリックでは, かなも等幅 ですから, かなについては問題ありません. しかし, 約物については, 実ボディが 仮想ボディのどこにあるのか, ということが問題になり, フォントのデザイン 抜きしては, 1/2 の幅にするために削る量を決めることはできないものなのです. これも, 現在の方式でデザインによらず, 1/2 削っても, 「およそ大丈夫」という ことであって, 細かくみると, 開き括弧が, 括弧の左の文字の側によってしまうと いった問題は, フォントのデザインによっては残っているのです. min10, goth10, jis などは, 実体がないフォントなので, 実際の印刷に使う フォントときれいに整合をとるためには, フォントのデザインに基づいて, virtual font を用意するのが理想的な方法です. 現在は, だいたい大丈夫という くらいの状態なのです. しかし, 実体がないフォントであるために, OS によらず, 共通に使えるフォントであるというメリットはあります(欧文フォントと違い, 和文フォントには, OS によらず共通に使えるフォントが標準的には用意されていない).

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