Stirlingの公式
教授に「スターリングの近似は本当に凄く良い近似だよ」と言われて確かめてみたら…というツイートを見かけたので私もやってみた。
Stirlingの公式
\[ x! = \Gamma(x+1) \approx \sqrt{2\pi x} \, x^x e^{-x} \]をRでプロットするだけである:
curve(gamma(x+1), xlim=c(0,10), log="y", col="#0068b7", xlab="", ylab="")
curve(sqrt(2*pi*x) * x^x * exp(-x), add=TRUE, col="#f39800")
curve(sqrt(2*pi*x) * x^x * exp(-x) * (1 + 1/(12*x)), add=TRUE, col="#f39800")
青が $\Gamma(x+1)$,橙がStirlingの近似である。
さらに正確な式
\[ x! = \Gamma(x+1) \approx \sqrt{2\pi x} \, x^x e^{-x} \left(1 + \frac{1}{12x} \right) \]も含めて,詳しくは黒木玄さんのガンマ分布の中心極限定理とStirlingの公式に詳しい解説がある。黒木玄さんはさらに,Kullback-Leibler情報量に関する解説で,多項分布のStirling近似(の対数の $-n$ 倍)がKullback-Leibler情報量になることを導出されている。