2011年8月25日〜9月26日の測定に基づいて10月21日に発表された鎌ケ谷市(「鎌ヶ谷市」ではない)の通学路の放射線マップは次のようなものでした(オリジナルはPDFで,鎌ケ谷市サイトからは削除されましたが,ここに保存してあります)。
こんなわかりにくい図は珍しいので有名になり,たくさんの改良案が作られ,@knj961 さんが ネットワークでつくる鎌ケ谷市通学路放射線量マップ - Togetter にまとめてくださっています。
元の図は10月24日には鎌ケ谷市サイトから削除されましたが,11月7日に復活しました。これはGoogle Mapsを使ったもので,スクリーンショットを貼っておきます:
これで完璧ですが,RgoogleMapsを使って描いたスタティックな図の例も一つだけ示しておきます。赤い文字が線量で,単位は0.01μSv/hです。
これは次のようにして描けます。あらかじめRに RgoogleMaps パッケージをインストールしておいてください。
data = read.csv("http://okumuralab.org/~okumura/stat/data/111107kamagaya.csv")
library(RgoogleMaps)
source("http://okumuralab.org/~okumura/stat/data/GetMap.R")
KamagayaMap = GetMap(c(35.77279,139.9979), destfile="kamagaya.png",
zoom=14, sensor="false", hl="ja", maptype="roadmap")
tmp = PlotOnStaticMap(KamagayaMap, lat=data[,1], lon=data[,2],
col="red", FUN=text, labels=data[,3]*100, cex=0.7)
なお,測定はクリアパルスのA2700というCsI(Tl)シンチレータで30秒ずつ行ったそうです。カタログによれば感度は0.01μSv/hに対して10カウント/分以上とのことですので,仮にぴったり10cpm/0.01μSv/hだとすると,今回の測定値のメディアン0.13μSv/hでは30秒で65カウントで,その95%信頼区間は0.10〜0.16μSv/h(統計誤差だけ)ということになります。
Last modified: 2011-11-23 13:56:27