都道府県ごとの人工中絶実施率の推移

厚労省の衛生行政報告例:結果の概要から各年度の統計表10を含むExcelファイルをダウンロードする。統計表10には都道府県別の人工妊娠中絶件数・実施率(女子人口千対)が載っているが,ここでは実施率を使う。「「実施率」は、分母に15~49歳の女子人口を用い、分子に50歳以上の数値を除いた「人工妊娠中絶件数」を用いて計算した」,2010年度については「東日本大震災の影響により、福島県の相双保健福祉事務所管轄内の市町村が含まれていない」とのことである。2009年度以降の値を abortion.csv(文字コードUTF-8)にまとめておく。

par(mgp=c(2,0.8,0), las=1)  # ←好みでパラメータをいじっているが,なくてもよい
data = read.csv("https://okumuralab.org/~okumura/stat/data/abortion.csv", fileEncoding="UTF-8")
matplot(2009:2017, t(data[ ,2:10]), type="o", pch=16, lty=1, col="#66ccff",
        xlab="年度", ylab="人工妊娠中絶実施率(女子1000人あたり)")
points(2009:2017, data[7,2:10], type="o", pch=16, col="#ff2800")
人工妊娠中絶実施率(女子1000人あたり)

赤は福島県である。もともとやや高いが,震災(2011年3月11日)で増えた様子はない。