NHKニュースによれば,大阪の造幣局で恒例の貨幣大試験が行われた。「このうち500円硬貨は、1000枚の重さが7キログラム、誤差を13グラム以下にすることが定められていて、造幣局の担当者が1000枚ずつてんびんにかけて慎重に重さを量っていました。」
詳しい方法は,財務省の第143次製造貨幣大試験を実施しますからリンクされている(参考資料)製造貨幣大試験についてにある。
500円貨幣(硬貨)については,4万枚ごとに1枚抜き取った1000枚をまとめて計る。7000±13グラムの範囲であれば合格。
1枚あたり7.000±0.013グラムということになりそうだが,もし誤差が独立であれば,1000枚で13グラムの誤差は,1枚では $13 / \sqrt{1000} = 0.41$ グラムの誤差に相当する。したがって,1枚あたり7.00±0.41グラムということになる。
Last modified: