Python には Tkinter(ティーケーインター)という簡単な GUI 作成用ライブラリ(Tcl/Tk(ティクル・ティーケー)インターフェース)が標準で備わっています:
import tkinter as tk
まずは対話型の環境で窓を一つ作ってみましょう:
root = tk.Tk() # 窓を作る root.title("Tkinterの練習") # 窓のタイトルを設定 root.geometry("640x480") # 窓の大きさを設定
この中にラベル(テキスト)を書き込んでみます:
label = tk.Label(root, text="テスト") # ラベルを作成 label.pack() # 実際に表示する
ボタンも作ってみます:
button = tk.Button() # ボタンを作成 button["text"] = "クリックしてね!" # ボタンにラベルを設定 button["command"] = lambda: print("ほげ!") # ボタンの動作を設定 button.pack() # 実際に表示する
ここで lambda:
は無名関数を作るための命令です。もっと複雑なコマンドをボタンに設定するには,関数を定義し,その関数名を button["command"]
に代入します。
対話型環境では,このように部品を一つずつ追加して確認できますが,一つのスクリプトにすると,すぐに終了してしまいます。そこで,プログラムの最後に
root.mainloop() # ループ(対話型環境では不要)
と書いて,無限ループにします。終了するには,窓の「終了」ボタンをクリックします。
参考リンク: