TeX Wiki にも PythonTeX の項目があるが,ここでもまとめておく。詳しいマニュアルは TeX Live をインストールした環境で texdoc pythontex
と打ち込めばよい。
Python コードのプリティプリントのための Pygments パッケージをあらかじめインストールしておく(pip install Pygments
)。
デフォルトの設定では python
というコマンドで動く Python インタープリタが使われる。これが Python 2.x であり,使いたい Python 3.x が python3
というコマンドで動く場合は,ターミナルで次のように打ち込んで pythontex
というシンボリックリンクのリンク先を変えてしまうのが楽であるように思う(TeX Live の場合):
cd $(dirname `which pythontex`)
mv pythontex pythontex.bak # 念のため
ln -sf ../../texmf-dist/scripts/pythontex/pythontex3.py pythontex
試しに次のような LaTeX ファイルを test.tex
というファイル名で作る:
\documentclass{jsarticle}
\usepackage{pythontex}
\begin{document}
\begin{pycode}
def fibn(n):
if n < 3:
return 1
else:
return fibn(n-2) + fibn(n-1)
\end{pycode}
フィボナッチ数列 1, 1, 2, 3, 5, \ldots\ の10番目は\py{fibn(10)}である。
\end{document}
これを処理するには
platex test
pythontex test
platex test
dvipdfmx test
のようにする。
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